理佐が体調良くないのも見たいというリクエストをいただいたので書きました!

是非読んでいただけたらと思います!



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由依side



今日も朝から仕事です



ただ、今日は定時で帰れる気がしません



ただいま他社との会議でプレゼンをする資料作りに追われております



由依「うぅ…終わらん」



必死に作ってはいるんですけどね?まさかの上司が急にやり直しって言っていたんですよ



そんな急に言われてもって感じですよ



今日はこんなのに追われてる暇はないっていうのに…



一緒にプレゼンするみいちゃんに頼りたいけど、彼女もまた忙しそうだから声をかけられない



由依「理佐〜待っててね〜」



今日、理佐は朝から体調が悪くて寝込んでるのです



だから今日はどうしても早く帰らねばいけない



でもプレゼンは明後日だから今日作って明日にはもう一回上司に提出しないとだから困ってるんですよ



由依「な〜んで急にやり直しさせるかね」



この前までは全然いいよとか言ってたくせに



なんて愚痴考えてるより、早く終わらせるために今はこれに全集中しなくては



もうとっくに定時を過ぎています



由依「ヤバいヤバいヤバい」



しかしまだ追われてます、終わる気がしない!



だいぶ焦り始めてきた所へ、神様が来てくれました!



美波「由依ちゃん、今日そんなに慌ててるけど…大事な用事があるの?」



由依「大事なっていうか…理佐が体調崩しちゃって、早く帰んないとなんだよ」



美波「ならそれやっておくから帰っていいよ」



由依「ほんと?!」



美波「当たり前でしょ、二人でやるプレゼンなわけだし、早く帰ってあげな、今が大事な時期でしょ?」



由依「うん!ほんとありがと!今度なんか奢る!」



美波「はぁ〜い」



うわ〜もう神様だよ!みいちゃん!マジで感謝!



そしてダッシュで帰る



由依「ただいま〜理佐〜」



理佐「んん…ゆ…い?」



由依「由依だよ、体調どう?」



理佐「う〜ん、まぁ朝よりはマシかな」



由依「そっか、でもまだ無理しないでね、今が1番大事な時期だから」



理佐「ごめんね、迷惑かけちゃって」



由依「迷惑なんかじゃないよ、お互い助け合わないとじゃんか」



理佐「うん…」



由依「なんか食べられる?お粥とか作るけど」



理佐「食べれると思う」



由依「じゃあ作ってくるから寝てて?」



理佐「ありがと」



由依「うん」



朝よりマシって言ってたけど、朝より顔色悪い感じ



この時期だからこそ余計に不安だし、心配



由依「でも、私にできることはそばにいるしかできないからなぁ…」



お粥を作って寝室に行くと、理佐がうなされている



理佐「んん…ん…」



しかも汗がすごい、これヤバいんじゃない?救急車呼ぶ?大丈夫?待ってほんとに苦しそう…え、病院行ったほうがいいよね?え?え?どうすればいいの?



不安や焦りで脳内がパニック状態



でもまずは声をかけなくては



由依「理佐〜大丈夫?」



理佐「んっ…ゆいぃ〜」



由依「どうしたの?」



理佐「うぅ…いやな夢見た…泣」



由依「どんな夢?」



理佐「お腹の子が…うっ…泣」



由依「ゆっくりでいいよ」



理佐「いなくなっちゃう夢……泣」



それを聞いて、夢だと分かっててもショックだった



でも、私以上に理佐は自分で産むわけだしもし本当にそんなことがあったらって不安になっちゃうよね



由依「大丈夫だよ、いなくなったりしないから」



理佐「ヒクッ…ぅぅ…」



由依「大丈夫、大丈夫、私が守るよ」



理佐「ぅん…」



だいぶ落ち着いたみたい



由依「落ち着いた?」



理佐「うん、ありがとね、由依」



由依「当たり前のことをしただけだよ」



理佐「由依が彼女でよかった」



由依「う、嬉しいことおってくれるじゃん///」



理佐「ふふ、照れた」



由依「も、もう…お粥作ったけど食べる?」



理佐「うん」



私が守るとか言ったけどどうやって?そばにいることしかできないくせに…



由依「理佐…」



理佐「ん?」



由依「そばにいることしかできなくてごめんね」



理佐「えっ?」



由依「私は何もできない、理佐が苦しんでても治してあげられない」



理佐「由依…」



由依「でも、でも…」



ヤバい、なんで私が泣そうになってるの?



自分は何もできない無力な人間だから悔しいのかな?



でもそんなの前々から分かってたことじゃん



理佐「由依、聞いて」



由依「ん…」



理佐「由依は自分は何もできないって言ってるけど、そばにいてくれるだけで私は嬉しいよ」



由依「うん…」



そんな優しいこと言わないでよ、我慢してたのが溢れちゃうじゃん



理佐「いつも感謝してるんだよ?毎日毎日、定時で帰ってきてくれて、家事とかしてくれてるの」



由依「だって…それくらいしかすることないもん」



理佐「何もできてないことない、家事してくれるのなんかすっごく助かってるんだから」



理佐「それに疲れてるのにご飯まで作ってくれて、さっきだって私が不安だった時大丈夫って言ってくれた」



由依「それだけだもん…」



理佐「ううん、それが私にとっては1番なんだよ、苦しいのを治してもらうとかじゃなくて、好きな人にただそばにいて欲しいの、大丈夫って言ってほしいの」



由依「理佐…」



私の彼女はなんて優しいんだ、これだから毎日毎日好きが溢れてしょうがない



理佐「も〜私たちを守ってくれる人がそんな弱気でどうするのよ〜」



由依「だって…だって…」



理佐「でもたまには今日みたいに弱い由依も見せてよ、いつも我慢させてばっかりで申し訳ないもん」



由依「そんなの…見せれないよ」



理佐「ダ〜メ、我慢しすぎたらそれはそれで良くないでしょ?」



由依「ぅん…たまに……ね」



理佐「うん、たまにでもいいから言いたいこと言ってね?約束だよ」



由依「うん、理佐もね」



これから何があっても理佐となら大丈夫、きっと



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ここまでお読みいただきありがとうございます

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