ひさしぶりの更新。

 

話題はサッカー日本代表である。

この文章は、標記の試合の直前に書きこんでいる。

 

端的に言うと、良くない雰囲気だ。

直前の親善試合でブルガリアに完敗。

本田、長友の具合が不透明。

 

「勝ちか引き分けで」という状況も、日本にとっては得意な状況ではない。

戦術的な迷いの生じるリスクの方が大きいように思える。

 

ホームという条件も、場合によっては逆に重圧になる危険性さえある。

やはり鍵はメンタルだろうか。

 

たとえば後半10分くらいに相手が得点しリードされ

残り時間も限られるような状況になったときに

それでも冷静に最善のプレイを続けられるか、

というところが最後は重要になるのではないだろうか。

 

もちろん戦術的駆け引きは当然重要。

「ホーム」「負けなければ」という状況で

どういうゲームプランで試合に臨むのか

ということで、立ち上がりに注目したい。

評価 10点満点中10点

  

【ネタばれ注意】
以下の文章には作品の内容に触れた部分があります。ご注意ください。

  
「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督の最新作と
いうことで、期待して公開初週に見に行ったわけだが。

  

期待は裏切られなかった。というか、オタク的に言うと
いわゆる「ナナメ上」という奴。
テレビスポットなどの事前の宣伝を漠然と見る限りでは
こんな映画だとは思わなかった。いい意味で予想外。
予想外という印象は、この映画を見た多くの人が感じたのでは
ないだろうか。

  

この物語は、成長する子供と、その子供を育てる母親を描いた作品だ。
「おおかみこども」というモチーフが現実に準拠しない
ものであることから、それが異端を示す記号であると考えて、
物語全体を寓話的にとらえることも可能けれども、僕としては
それは無粋な考えに思える。

  

今書いたように、見る者はこの作品を
「成長する子供と、その子供を育てる母親を描いた作品」と
自然に受け取るのがベストなのだと思う。

  

作品の空気感は、いわゆる「アニメ的」ではない。
アニメで自分の知る限りいちばん近い空気感の作品は
古い作品だが、高畑勲監督の「おもひでぽろぽろ」だろう。
物語のベクトルが「都会→農村」であることや、演出が
淡々とした描写を積み重ねていく形式であることで
類似した空気が醸し出されるのだろうか。

  

しかし、この「おおかみこども」には、高畑作品と方向性で
根本的に異なっている部分がある。
それは、この作品の主題でもある「育てる母親」の存在だ。
「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」
「火垂るの墓」など、高畑の作品には不思議と「育てる母親」の
姿が欠けている。

 

それに対して「おおかみこども」では、人間と獣の間にある
異端の子らを扱いながら、作品全体を貫いていたのは
子を育てる母親の視点であった。

  

この点を踏まえると、空気感では似通っていながら
「おおかみこども」は、これまで描かれなかった対象に
挑んだ意欲的な作品だったと言える。

  

この文章の冒頭に書いた「事前宣伝から受けた印象と実際に見た
作品の印象の乖離」は、宣伝戦略としては珍しいものではない。
恐らく、この作品の宣伝戦略も「家族連れ」だったに違いなく、
だからこそ印象の乖離が起こったのだと思うが、
子供向けの甘ったるい動物ものだと思い込んで見に行ったら
中身は親世代に向けた硬派な作品だと知って
(いい意味で)茫然とする親が続出する事を願うのみである。

【評価概要】
S 単行本を買うレベル
A 次回(次回作)が待ち遠しい
B 普通に面白い
C 惰性で読んでいる
D 読むのが苦痛
E (最初から読んでいないので)話が分からず読んでない
F 面白くないので読んでいない
 
S  
A+ 軍靴のバルツァー、
A  GANGSTA、 
A- さんてつ、BTOOOM、ザッドランナー、ヒル、
   あねちゅう、最後のレストラン、アヴァール戦記
B+ 女子攻兵、くるみの木、エリア51、サディスティック、
   ウロボロス、Naviko、
B  鞍生人、
B- 罪と罰、ウッドストック、寿司ガール、  
E  
F  片桐くん家、たかが千年、めいなのフクロウ、
   パラダイスバード   

【短評】
かなり遅れた評価。ここ一年以内である事は確かだが。
詳しい人は、何月号だか分かると思う。では短評。
この雑誌は「毎回楽しみな作品」「普通に読む作品」
「面白くない作品」が約3分の1ずつ。
最初は注目していなかったが「軍靴のバルツァー」が
頭一つ抜けている感じ。
もう少しAレベルの作品が増えて欲しいなあ。

【評価概要】
 
S 単行本を買うレベル
A 次回(次回作)が待ち遠しい
B 普通に面白い
C 惰性で読んでいる
D 読むのが苦痛
E (最初から読んでいないので)話が分からず読んでない
F 面白くないので読んでいない
 
S  乙嫁語り、
A  
A- ましまろ文学ガール、最愛の隣の悪夢、
B+ ふうらい姉妹、秋津、犬神姫、ストラヴァガンツァ、
   坂本ですが、ベルチャイルド、星屑
B  こびと日和、しらまり、ヒナまつり、ウワガキ、
   狼は嘘、補助隊、兎の角、ダイミダラー、BUNNY、
B- 事件記者トトコ、ガーリッシュ、シュヴァリオン、
   瑪瑙の竜、最後の周波数、ロメ夫、狼の口、ダイミダラー、 
C+ HANDBOOK、鹿娘、ジゼル
D  HONEY DROP、
F  乱と灰色、かぶき、
  
【総評】
前号に比べ、水準が少し落ちたように思える。その中にあって
冨明仁さん「ストラヴァガンツァ」が期待。
冨明仁さんはこういう作品が合っているような気がする。
今号で煮え切らなかったのは、読切に面白い物が
なかったからかも。
「HONEY DROP」は絵がちょっと苦手だった。
面白い人には面白いのかも。

【月刊アフタヌーン】
【評価概要】

S 単行本を買うレベル
A 次回(次回作)が待ち遠しい
B 普通に面白い
C 惰性で読んでいる
D 読むのが苦痛
E (最初から読んでいないので)話が分からず読んでない
F 面白くないので読んでいない
 
S  おお振り、無限の住人、ヴィンランドサガ、
A+ げんしけん、APPLE SEED、BUTTER、
   ヴォグ・ランバ
A  天地明察、アンモナイト、
A- ヒストリエ、ユイコさん、ブレット・ザ・ウィザード、
   江古田ちゃん、爆音列島、ネクログ、プーねこ、

まじめな時間、
B+ カラスヤサトシ、山口とう子、午後のお花屋さん、
B  リマスターズ、ラブやん、
B- 謎の彼女X、
C+ シドニアの騎士、ピロピロ、
C  
E  女神さま、カブのイサキ、百舌谷さん、
F  ハトのおよめさん、幼軍隊、人間試験、GON、 
 
【短評】
「ユイコさん」。気に入っている。
このままの調子で描いてほしい。変なテコ入れなどしないで。
読切では「アンモナイト」が抜群だった。
次作への期待も含めて「A」評価で。
「APPLE SEED」。大阪弁が生理的に苦手。
それがなければとっくに「S」クラスの凄いマンガです。
士郎正宗さんの欄外注釈だらけの元作を気に入っている自分
としては、このクオリティはうれしい限りだが。