昔と違って、同世代の誰もが共有するマンガ作品というのは

本当に少なくなった。

それは、他の表現媒体と同じように、

この「マンガ」というジャンルが成熟してきた証しだろうと思う。


だから、余程アンテナを広げていないと傑作を読み逃すことになる。

それは逆に「知る人ぞ知る」作品が

知らないところにたくさん転がっているということでもある。


この「げんしけん」という作品も

そのようなエポックメイキングな作品の一つであると思う。

それはなんといってもまず、この作品で描かれようとしている対象を

マンガ作品のモチーフとして正面から取り上げたことによる。


その対象とはズバリ「オタク」である。

従来からこのモチーフは、多くの作品の中でかなり自嘲気味に

描写されてきた。

しかし、「オタク」が何を考え、どのように行動しているのかを

オタク自身の視線でとらえた作品はこれまで見たことがなかった。

この作品では、それらのことが細やかにに描写されている。


舞台は大学のサークル。

「げんしけん」は、サークル名「現代視覚文化研究会」から来ている。

僕もいわゆる「オタク的なるもの」を

心の中に少なからず持っている一人として

この作品は非常に「腑に落ちる」リアリティを持った良作だと思う。


【テレビ】

9:30-10:00 アニメ「おねがいマイメロディ」

18:30-19:00 アニメ「サザエさん」

19:00-19:30 ニュース

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