採点 10点満点の9点(この夏はこれで決まり)


今日、映画「時をかける少女」を見てきた。

リメイク作品のアニメということで期待してはいなかったのだが

結果は上に書いたとおりである。


僕はこの作品の監督である細田守さんという人を

知らなかったのだが、この作品を見て驚いた。


この作品で傑出しているのは、まず映像表現。

いわゆるアニメ的な表現手法ではなく、

実写ベースの緻密な画面設計で

それがアニメーションの構築的な手法とマッチしている。


映像が構築的という点では、宮崎よりも高畑に近い才能である。


映像表現に加えて、プロットや脚本も見事にツボを押さえており

琴線に触れる場面が数多く現れる。


大林宣彦・原田知世で知られる

なつかしの角川映画「時をかける少女」とは

全く雰囲気が異なるが、それがまた前作の呪縛から

解き放たれている感じで非常に心地よい。


今日公開されたジブリの大作「ゲド戦記」が

巷での評判どおりの駄作ならば

後世から振り返ったときこの夏は

日本のアニメーション業界にとっての分水嶺になるかもしれない。


スタジオジブリの神話が終わり

細田守という新しい才能が世に広く知られることになった夏として。


この映画を見終わって映画館の外に出たとき

目に飛び込んできた夏の青空と入道雲がいとおしく思えた。

だから、この映画は夏の暑い日に見て欲しいと思う。


【テレビ】

7:00-8:00 NHK総合 ニュース

18:00-18:30 アニメ「BLOOD+」