残業をして、疲れて家に帰ると

妻とリサ(5歳・娘)が喧嘩をしていた。いつものことである。

きっかけは、いつも些細なことだ。

妻はなぜか子供のレベルまで降りていって

ヒステリックに大人の論理を子供に押し付けようとする。

私はそういう光景を見るたびに、妻に対して

「おまえ、大人なんだから、もっと考えてものを言えよ。」

というのだが、妻はそういうことが苦手らしい。

私は、というと、リサの言動に本気で頭にくることは、ない。

相手は子供なのだから。

理沙を叱ることはもちろんあるが、

それは「叱らなければいけない」と判断したときだ。

その判断は簡単ではないが。

このような親の態度にもかかわらず、リサは妻をいちばん好きである。

不思議なようでもあり、当然のようでもある。

いつのまにか、二人は喧嘩をやめ、仲良く風呂に入っていった。

私も風邪気味。今日は早く寝るとしよう。