完結していない作品について述べることは、したくない。

最後の最後で裏切られることがしばしばあるからだ。

物語を語る中で、語り終えるのが最も難しいのではないかと思う

次に難しいのが語り続けること。語り始めることは、たやすい。

そのようにして、裏切られた作品には

例えばマンガなら浦●直樹「M●NSTER」とか

アニメーションなら「新世紀エヴァンゲリオン」などがある。

(もっとも後者は、中盤までのあまりの質の高さから

失敗作であるにもかかわらず、歴史に残る作品となったが。)

特にマンガのようなメディアの場合

作品はその多くが雑誌連載という形で細切れに発表され

読者はリアルタイムでその評価を市場に返していく。

そして、その評価が作品の方向性にフィードバックしていくという回路さえ

おおっぴらに存在している。

これはマンガというメディアの注目すべき特性だと思う。

ネット環境の普及が、ファンたちにとっては理想的な

そして作り手にとってはより直接的で場合によってはシビアな

情報環境をこの業界にもたらしたのだと思う。

ダメなものはダメ。良いものは良い。

この当然の情報が当然のように手に入る。

この環境を享受できる現代の日本に住む私は幸せだと思う。