ピアノの鍵盤のあの配列はですねえ…実に玄妙に考え抜かれていると
思うんですよ。そもそもピアノという楽器で表現可能な音域は、なんと
7オクターブ以上にも及ぶわけですが、その音域にある半音階にして
90近くもの音程を鍵盤という形でどのように配列するか、というのが
非常に困難な問題だったわけです。というのも、これを一列に並べる
ことを考えてみると分かるのですが、単純に現在のピアノの白鍵を横に
88並べてみると横幅2mを優に超える長大な楽器になってしまい、演奏
に適するとはとても言えないのです。かといって鍵盤一つ一つの幅を
現在のそれよりも細くすると、意図した白鍵をミスタッチなく叩くことは
より困難になるわけです。そこで白鍵と黒鍵を互い違いに配列するという
発想にたどり着くわけですが、ここからがまた工夫のしどころなのです。
1オクターブを12の半音階に分けたあと、これらを完全に交互に白鍵と
黒鍵に割り振ってしまうと、鍵盤を見たとき、あるいは触ったときに「どこが
『ド』かが分からないという問題が生じるのです。そこで、1オクターブの
白鍵と黒鍵の割り振りをあのように不規則にすることが考案されたのです。
不規則にすると言./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\まったく無秩序にするのも分かり
\ づらい、という事情| うるさい黙れ |ハ長調で演奏する場合に黒鍵 /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_______/ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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