加害者意識。 | ★子育てに自信のないお母さん応援日記★

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保育士の目線から語る、お母さん達応援日記!
少しでも、心のモヤモヤが晴れてくれたら、いいな。

初めましての方は、こちらをお読み下さい。
私の本音ぶっちゃけています。
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先日、自分がすっごく感情的になったことがありました

それは、ある人の一言を聞いて。


その一言というのは、

「うちのお母さんは、”あんたは手がかからない子やったから子育てが充実しててラッキーやったわ”って言ってたなぁ」

というものでした。


ちなみに、この人はもう十分な大人なので、過去の子育てを振り返って出たお母様の言葉らしいです




これを聞いて、私が感情的になった理由。

それは

「じゃあ、手のかかる子を育てるのは、アンラッキーなの?手がかからないことがそんなにいいの??

という気持ちからきたのでした。



けどね、よくよく考えると、誰も「手のかかる子はアンラッキーだ」なんて言ってない笑苦笑

私が勝手に突っ走って思っただけです。



私には、「手のかからない子」と言われてすぐに思い浮かぶ子どもの顔が何人かいます。

反対に「手のかかる子」と言われて思い浮かぶ子もいます。


今回は、「手のかかる子」が保育園でよく怒られていたことを思い出していました


手のかかる子って、わざわざ「困らせてやろう」と思ってやっている訳じゃないですよね。

5分前に怒られたことをまた繰り返して怒られたりするんですが、それも「反省してないから」ではないんです。単純に「忘れちゃう」んです。



それは、まだまだ発達の未熟な子どもだから、こちらが辛抱強く関わっていかないといけないところです


そこを考慮してもらえずに、言い方が悪いですが「理不尽な怒られ方」をしているのは、基本的には「手のかかる子」が多かったです。(と私は感じていました)




私は、子どもに理不尽に怒ることはなかったです。

だけど、理不尽に怒られている光景を見てみぬフリをしていました。



理由は、先輩保育士がやっていたから。
保育士業界って、超縦社会で「先輩・後輩」の線引きは大きいんです。

だから、何もいえない私がいました。
「どうしてそんな叱り方するんですか?」って聞くことさえできませんでした。



私は、そのときのことを後悔しているんだと思います。
結局、子どもが「理不尽に怒られている」という状況を変えられなかったのは、私の責任でもあるんです。


時々私が「保育批判」的なことを言うことがありますが、それも、自分がその状況を何も変えられなかったことを棚に上げて言っているんです。


そんな「加害者意識」が今も自分の中に大きく残っていることを、痛感しました↓



子どもたち、本当ごめんね。
って、今更思います。


これから私にできることは、こういう自分の経験を生かすことだと思います


現状、例えば保育士が園長に何か言うことができる園ってものすごく少ない。
園長が白いものを黒だ!って言ったときに「いやいや白ですよ」ってちゃんと言える園はどのくらいだろう(ノ_・。)

こういうところにも、現状の問題点ってあると思うんです。
だから、私はそんな部分をしっかり改善した新しい保育園をつくりたいな。


まぁ、まずは自分の子育てですね!
いつになったら、我が子をこの手に抱けるかな?



……以上、ひとりごとでした。