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保育士をしていると
厳しい先生、優しい先生、テキパキ動く先生、誰かの批判が好きな先生、いつも怒られる先生、などなど。そりゃあ、色々な先生がいます。
私自身は、あまり怒られるタイプではなかったですが、自分の意見を思いっきり主張できるタイプでもありませんでした
そして、優しくて甘い先生だったと思います
(あ、それはブログ読んで下さってる方なら、もう分かってるって?w)
色々な先生がいる中で。
「先を見る先生」は、すごく少なかったように思います。
先を見る、とはどういうことか…?
それは、子どもの将来を考えること、ですね。
例えば、3歳児の担任なら、3歳児の発達や子どもの様子に合わせて保育します。
……で、なんとなく「3歳児はこれくらい出来ないといけない」という目標のようなものがあり、そこに行ける様に考えて保育しています。
だけど、
この子たちがハタチになったときはどうか?
大人になったときにどうなってほしいか?
そこまでを日常的に考えている保育士って少ないように感じています
って、偉そうに書きながら、自分もそこまで考えられるようになったのは最近です。
どうしても、目の前に子どもがいると「今の子ども」を中心に見てしまいますよね。
それは、自然ですごくいいことなんだと思います
ただ、今の子どもの様子が、そのまま将来の様子になるわけではありません。
当たり前ですよね。
それなのに「今」の子どもの様子に固執する人が、あまりにも多い現実があります。
もし、伝えたいことがあるなら、伝えるのはいいと思うのです
「お友達には優しくしようね」
「挨拶は大きな声で言おうね」
こうやって、言葉で伝えても、態度で伝えても、いいと思います。
だけど、「強制する」のは、どうなのでしょうか?
「言うこと聞かないと、明日公園行きません!」
こうやって、強制させることは、子どもの未来を描いた上での強制なのでしょうか?
あなたの思いをお子さんに伝えることとそれを強制することは、違います
思いを伝えた時点では、その思いを聞いた子ども自身に決定権があります。
つまり、人の意見を聞いて、自分がどうするのかは自分で決める。
だけど、強制は、決定権は子どもにはありません。
人の意見に従うしかないのです。
今の子どもが、どんなにヤンチャでも、どんなに言うことを聞かなくても…
強制することでうまれるメリットは、ほとんどありません。
強制すると、「今の子ども」は言うことを聞くかもしれません。
だけど、その先は…?
「人の顔色を伺う大人」「自分の意思を持たない大人」「人の意見に依存する大人」
こうなる可能性が高いですよね
それでも、「今の子ども」だけを見て、怒ったり強制して、修正していこうとするのか。
「将来の子ども」を想像して、接していくのか。
この視点が、これからの保育にも、子育てにも、求められるんだと私は思っています。
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