良い子症候群 | ★子育てに自信のないお母さん応援日記★

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少しでも、心のモヤモヤが晴れてくれたら、いいな。

また、アシタスイッチのお話です笑しつこい私

尾木ママの子育てで、自分の子どもが「良い子症候群」になっていたというお話がありました。

良い子症候群・・・


これね、子どもが「良い子」と思われたくて、自分の意見でなく喜ばれる意見を言ったり、我慢したりしちゃうことなんです

子どもって、誰でも認められたい
だから、親や先生の思う「良い子」になろうとしてしまうことがあるんですね


何を隠そう?
私も良い子症候群でした



ちょっと、思い出話になりますが・・。



うちね、お金がなくて、結構貧乏でした。
それを、子どもながらになんとなく気付いていたんですよね。

だから、おもちゃとかおねだりすることって、あんまりなかったんです。



それと同時に、すごく親の反応を気にしていた私。(小学校3年生くらいかな)

うちの親ね、私が自分の意見を言うとね、時々「はぁ?」って返事をするときがあったの。

その「はぁ?」っていうのは、”怒り”よりも”呆れる”って感じの言い方で、私はその言葉を言われるのが怖かったんですよね(多分、親からしたら何とも思ってない程度のことなんですけどね)



でも、自分の意見を言えないことも「だめなことだ」と感じていた私。
親が、自分の意見が言えるようになって欲しいと思ってたことを知っていたからね



だから、自分の中での選択肢は、「親が喜ぶ意見を、自分の意見として言う」ということだけでした。

本当の自分の意見を言おうなんて思いは、ありませんでした。




そんなとき、家族でショッピングモールに行ってね。

たまたま、おもちゃ屋さんに寄ったきらきら!!


そのときの私の頭の中は。

「これは、おねだりしなかったら”遠慮して自分の意見が言えない子”と思われる?」
「いや、それとも、おねだりしないほうがいい?」

こんな感じ。



そこで、私は”自分の意見が言えない子”と思われたくなくて、おねだりしてみようと決めました。



どのおもちゃなら、喜ばれるか。
いくらのおもちゃがいいか。


こんな基準で、おねだりするおもちゃを決め、意を決して。。。


「お父さん、お母さん、私、このおもちゃ欲しい!」


精一杯頑張って、言ってみた反応。






「はぁ?」






やってしまいました。
一番嫌だった「はぁ?」を言われてしまいました。



ズキっと心が痛んだけれど、同時に思ったことは。

「これで、”やっぱりいいや”というのが良い子?」
「いや、そしたら”結局自分の意見を言えない子”になる?」

そんな思い。




そして、

「どうしても欲しいの!お願い!」

とめずらしくおねだりしたのです。





すると、
「こんなんが、そんなに欲しいんか?」

と。


自分の選んだおもちゃを「こんなもの」と言われたショック。
あぁ、失敗したな、という動揺。


もう本当に苦しい時間でした。




結局ね、私、このおもちゃを買ってもらったのかどうか、覚えてません。


だって、全然欲しくないものだったからね。


それよりも、「親の喜ぶ私」になろうとしたのに、なれなかったショックが大きかったんですね。





これ、まさしく良い子症候群です。




私の場合は、大きくなって爆発する!ということはなく・・・。

むしろ、今も周りの目を気にしてしまったり、親に意見が言えない時があったりして、引きずっている部分があると思います




だけど、子どもによっては爆発して非行に走ったり、大きな反抗期を迎える子どももいますよね汗





良い子症候群、見抜くのは難しいかもしれません。

私のように、「無理しておもちゃをねだる子ども」がいるんですから、難しいですよね。
いつも遠慮ばっかりだったら、分かりやすいのにね。



だからこそ、幼少期から、子どもの心に耳を傾ける習慣をつけて欲しいです
ワガママでも、自分勝手でも、自分の意見をきちんと伝えられるなんて、本当素晴らしい

それは「受け止めてくれる安心感」があるからこそ。


その安心感がなくなれば、どんどん自分の意見のいえない子どもになっていきます。



周りの社会が、みんな「安心感」を与えてくれる訳じゃない。
そんなに甘くない。



だからこそ、親だけでも、「受け止めてくれる」と子どもが感じられる存在であって欲しい。


私は、そう思います



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