試し行動。 | ★子育てに自信のないお母さん応援日記★

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さて、今回は、私の体験した事例から。


2歳の男の子、Kくんのお話です(*^ー^)ノ



4月。年度初めは、0~2歳児クラスは、担任と子どもの信頼関係がまだできていません汗

なので、とっても大変!

3歳以降になると、新入園児さん以外は、だいぶ慣れているのだけどね苦笑
(幼稚園だと、3歳さんは大変だと思います)


そんな時期、Kくんはまだ慣れていない私に、よく近寄ってきてくれていました好

でもね、その近寄り方がね・・・。



すぐ、叩く!怒る!暴言!

しかも、他の先生には一切しないの。私にだけ!!!




なぜだか、分かります?




これね、Kくんが、私のことを試しているんですね



この先生、何か気になるぞ。
どこまで僕を受け入れてくれる先生なんだろう?
こんなことしても大丈夫かな?
これでも、怒らないかな?


Kくんの心を表すと、このような感じだと思われますw




なので、私、基本何をされようと怒らずに、対応してました

「Kくん、先生叩かれると痛いなぁ。お口で言いたいこと教えて欲しいなぁ」

言ったのは、このくらいですね




するとね。

Kくんの叩く、怒る、暴言!は1ヶ月くらいで終わりましたきらきら!!




そのあとのKくん。



誰が見ても分かるくらい、私のこと、大好きで仕方ない。w



もう、甘えん坊さんだし、いつも私のそばにいる。


そしてね、あんなに自分は叩いてたけれど、一気に紳士になりました(笑)



私が他の子どもから叩かれそうになると(遊びでも)、「先生、Kが守るから!」と。


私がチョコレート好きだと知ると、おままごとでいつもチョコレートを持ってきてくれ。

お買い物ごっこで、買ったものは自分で持って帰れるのに、一番にチョコレート(おもちゃ)を買って、私にプレゼントしてくれたり。


いつも「先生、だいすきー!」の一言心




保育士としての幸せを感じますよね。





結局ね、Kくんは最初の1ヶ月で私のことを試しに試して。

「あ、この人は受け入れてくれる」と感じたんですね



だから、もう叩いたり暴言を言う必要がなくなったんです(*^▽^*)




これは、保育園の中だけじゃなく、親子にもあることだと思います


例えば、下の子が生まれたときの赤ちゃん返り。

わざと、お母さんを困らせたりすることがありますよね



そんなとき、子どもは

「今まで私に注いでくれてた愛情、持って行かれちゃう?

こんなことしたら振り向いてもらえるかな。

愛情があるなら、こんなことも受け入れてもらえるかな。」

と思っているのですね




もし、こんな試し行動があることを親が知らなかったら。

単純に、その行動を見て、「叱らないと!」と思ってしまいますよね。



そして、子どもは叱られて「受け入れてもらえないんだ」と感じ

また、受け入れてもらうために、困らせるような行動をする。




この場合は、叱るよりも受け入れることが、子どもにとって必要なんです。

受け入れてもらえて、安心が出来れば、自ずとやめるようになります





叩く・暴言など、一見「ダメ」と思われる行動も、その裏に隠されている気持ちによっては、一概に「ダメ」とは言えません


子どもは、まだうまく気持ちを表現できないので、代わりに手が出てしまっているんですね


そこで、叱るのか、叱らずに受け止めるのか。


すぐに「叱らなきゃ!」ではなく、少し考えてから、必要があれば叱るようにしたいですね