育児書を最近良く読むのですが、少し気になる内容を見つけました
それが、絵本の読み聞かせについて
その内容は、まとめると、こんな感じでした↓↓↓
絵本を読むときに、読んでいる部分を指でなぞりながら読んであげると、幼児期に自然に本が読めるようになるよ。
それをみて、最初は「ほうほう、確かにそうだろうなー」と思った私
1歳や2歳から始めるのが良いそうです。
・・・・・・・・とここまで書いといて、申し訳ありませんが。
私は、この方法、オススメしません
読んですぐは「いいかも!」と思ったわけですが、よくよく考えてみると、すごい違和感を感じてきました
私ね、絵本って、子どもが絵を見て、話を聞いて、想像を膨らませながら楽しむものだと思っています
想像の世界の中で、色んなイメージをすることで、絵本の世界に入り込みます
そして、そのイメージをする力というのが、将来考える力に繋がっていくと思います
だから、もし上記のように、本の文字部分を指差して本を読むと、子どもは「絵」ではなく「文字」に集中してしまうのです
すると、絵本の「良さ」が失われてしまうような気がしてならないのです
そこまでして、幼児期に文字を覚えることって大事でしょうか?
私は、4~5歳になると、自分から文字に興味を持ち始め、
「これ何て書いてるの?」
と自分から知りたがり、教えてもらうことで吸収していく子どもを何人も見てきました
というか、ほとんどの子がそうだったと思います
もし、そうやって自然に覚えられなかったとしても、今の日本の識字率ってほぼ100%ですよね
つまり、普通に生活していれば、誰でも自然に文字を覚えるのです
だから、早くから文字を読めることよりも、絵本の世界にどっぷり浸かり、その空想の世界をしっかり楽しむことが大切だと思っています
保育士さんも、集団の前で絵本を読む機会が多いですが、多くの保育士は、そういったことを意識して、読むスピード・絵本の角度・めくるスピード・声の強弱・持ち方など、色々と考えた上で絵本を読んでいるのです(´0ノ`*)
ただ、
私が以前に聞いたことのある言葉で、素敵だな~と思った言葉が
「子どもは、好きな絵本をよんでもらうより、好きな人に読んでもらいたいのだ」
という言葉です
確かに、読むテクニックや本の内容はとっても大切ですが、それを大好きなお母さんに読んでもらうことは、何より大切なのですね
とか言いながら、ここで少し、テクニックもご紹介すると・・・
絵本をめくるとき、そのページを読み終わってから一呼吸置くと、子どもが絵本の世界に入り込むのにちょうど良いそうです
なので、すぐにめくるのではなく、「一呼吸」。意識してみてください