ハッピーバレンタイン🍫
皆さんチョコもらいましたか??
私は後日彼女とチョコパイを作るつもりです🫶



せっかくなので前回の小説で付き合ったいつふゆの
バレンタインの様子を書いてみました!!


今回は樹目線です!



それではどうぞ!!












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今日は冬雨と付き合って初めてのバレンタイン


冬雨は最近、2人が行きつけのカフェで
毎回パンケーキやパフェを頼むくらいの
甘いもの好きで昨日も大学終わりにパンケーキを
2人で半分こしていた。





作るものはずっと前から決めている。
たくさん調べて練習もたくさんしたから
きっと喜んでくれるに違いない。

私にとって本命を渡すのは冬雨が始めてだが
冬雨には居たのだろうか。

少しそんなことを考えながら黙々と作り、
料理はいつも祖母から教えて貰っているため
あまり難しい工程などもなくすんなりと
完成させることが出来た。







ラッピングまで済ませ元々会う予定にしていた
冬雨にそろそろ家を出ることを伝えようとすると
丁度冬雨から電話がかかってきた。



私 (もしもし〜もう家d...)

冬 (樹〜〜〜泣)

私の声を遮るように冬雨は泣きながら
私の名前を呼んできた。

私 (え、どしたの!?)

冬 (い、樹にね、チョコ、作ってたら、、焦がしちゃった。。泣)

なんだそんなことか、となにかあったのかと
不安だったが、いつもの冬雨でほっとした。

私 (火傷とか怪我はしてない?)

冬 (う、うん。泣 グスッ してないけどぉグスッ)

私 (わかった笑 大丈夫だよ。今からお家行ってもいい?一緒に作り直そう?笑)

冬 (うん泣 ごめんねぇぇ泣)

私 (大丈夫だから笑 もう泣かないの笑 すぐ行くからとりあえず火の元だけ気をつけて座って待っていられる?)

冬 (わかった、グスッ 待ってるから、早く来てね。)

私 (うん!)

そう伝え、電話を切り元々家を出る予定だったから
髪だけ少し整えすぐ家を出た。

自転車に乗り急ぎ足で冬雨の家を目指す。

冬雨は昔から料理が苦手らしく1度私の家で
一緒に料理をした時も包丁で手を切りそうで
すごくヒヤヒヤした思い出がある。

だから今回も、無事作れるのかと密かに
心配していたのだが、案の定、笑

それも冬雨らしくて可愛いんだけどね。


そんなことを考えているとすぐ冬雨のお家についた。

着いたよとだけLINEを送りインターフォンを押す。

ピンポーン

家の中からタタタタと走ってくる冬雨の足音にすらも
ニヤニヤしながら待っていると涙目のままの
冬雨が扉を開けて飛び込んできた。


冬 「樹ーーーごめんねええええ泣」

私 「あはは笑 大丈夫だよ笑 とりあえずお家に入ろうか。」

冬 「うん。」

私 「お邪魔しまーーす」

お家にはいると少し焦げ臭い匂いが
玄関の方まで行き渡っていた。


荷物をリビングの椅子の上に置かせてもらい
キッチンの方へと向かう。

案の定レンジを開けると焦げたチョコが残っていた。

冬 「ご、ごめんね、樹に頑張って作ろうとしたんだけど、、上手く出来なくて、、」

私 「ううん。頑張ってくれてたんだね。ありがと。じゃあ一緒に作り直そうか!」


いっぱい練習してたのかゴミ箱やシンクには
作り終えたあとのボウルや板チョコのゴミなどが
残っていた。



冬雨が作ろうとしていた、マフィンのレシピを
一緒に見ながら黙々と作業を進める。

冬 「ねえこれもっと混ぜる?」

私 「うん!任せてもいい?」

冬 「やるー!まかせて!」

さっきの涙はどこにいったのかと言わんばかりの
にっこにこの笑顔でチョコを混ぜる大好きな人に
思わずニヤニヤが止まらなくなる。

冬 「ねえなんでそんなニヤニヤしてるのーー?」

私 「んー?なんでもないよー?」

冬 「なにそれー笑」

今までたくさんの料理を作っていたが
こんなに幸せな時間は生まれて初めてだった。


最後にオーブンで焼き上げるのを待っている間に
私が作ったものを先に渡すことにした。

私 「じゃあ先に渡すね、ハッピーバレンタイン」

冬 「うわあ!ドーナツだ!!!美味しそう!!!ありがとう!」

まるで幼稚園児が欲しいおもちゃを買ってもらった時のような表情で食べ始める。

この前カフェで一緒にパンケーキを半分こしていた時スイーツの中で何が一番好きなのか聞いた時
ドーナツ!!と言っていたのを覚えていたのと

1番は、、

私 「バレンタインに渡すお菓子の意味知ってる?」

冬 「知ってるよ!!でもドーナツはわからないなあ。なんだったのー?」

私 「ドーナツはねー、"永遠に続く愛、あなたの事が大好き"なんだって」

そう言うとドーナツを持っている手が止まり
ニヤニヤを隠しきれてない真っ赤な表情で
私の方を見てくる。


冬 「か、可愛すぎる/// 嬉しい、、」

そのままそっくり返したいくらいの言葉を投げられ
思わず自分も顔も赤くする。


私 「喜んでもらえてよかった、」


そう話しているとオーブンから
マフィンの焼き上がった音が鳴る。

2人で最後の盛り付け、トッピングをし、

私 「よし、完成!」

冬 「やったー!できた!樹ありがとう!」

私 「よし、食べよか!」

食べかけのドーナツの横にマフィンを置き、
一緒に手を合わせる。

私・冬 「いただきます!」

ひとくち食べると一緒に作れた幸せと私のために頑張ってくれてたという想いが口の中で感じ取れ、気づけば涙を流していた。

それに気づいた冬雨が驚いた様子で私を見る。

冬 「どしたの!?」

私 「初めて本命もらった。」

冬 「え!そうだったの!?」

私 「うん、冬雨は?」

冬 「わ、私もだよ、凄く嬉しい。」

冬雨は可愛いからきっと初めてではないのだろうと
思っていたからすごく嬉しかった。

私 「そー言えばマフィンの意味とかあるの?」

冬 「えっとねー」

と恥ずかしがりながら

冬 「"あなたは特別な存在"だよ。」

それを聞いた瞬間、口の中に残っていたマフィンが
ほんのり甘くなった気がした。

私 「嬉しい、今日が今までで1番幸せな日。大好きだよ、冬雨。」

冬 「私も、すっごく幸せ。愛してる。」

そう言い交わしたキスが何よりも甘かった。
























どうだったでしょうか!

久しぶりに書き始めると言葉選びが難しいです笑

他の書き手さんとか見るとすごいなあと
毎回尊敬しています。


またアドバイスやリクエストなど
コメントなどでお待ちしてます!








読んで頂きありがとうございました!