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イブランス6クール目の服用が始まりました
イブランスの副作用は感じてないんですが、ステロイドの方はまだ服用再開して1週間も経ってないのに、副作用がまた戻って来ました
眠剤があまり効かず不眠、指の毛細血管が切れて指が紫色、食欲増進(この間まで食欲なかったのに)、血圧上昇
ステロイドを服用して痛みが全て無くなったという事はないけど、前より少しは動ける様になったので、体調としては良くなったというべきなんでしょう
後、息切れはあるけどこれはどこから来てるのか??
血中酸素濃度は97%なので問題無しなんだけどなぁ
私にとっては病気に休日という物がなく、気付けば1年半が過ぎてしまってた治療
治療の都度に副作用が出ればその薬を処方され、その副作用の為の薬の副作用にも長く悩まされてます
その間も「副作用からこの病気を発症した可能性があります」と何度も言われるし、治療に耐性が出来て転移、腫瘍増大すればすぐに薬は変更
「ちょっと待って!」「一度考えてから」なんて時間は無く、治療は変更され、副作用の薬も追加
(自分で望んだ積極的な治療だから納得済みです)
がんだという事を一日でも忘れられた日が無いんです
正確には忘れてる時間帯はあるけど、一日に何度か自分ががんだと思い出す、というか思い知る
体が思う様に動かなかったり体調が悪くなると、がんなんだという現実から逃れられない時間を過ごしてしまってます
それでもずっと辛いって事は無く、楽しく過ごせてる時もいっぱいあります
体調良い日は思い出す事が少なく過ごせるから、がんになってからずっと『悲しい』とか『辛い』って訳じゃ無いのよね
体調良ければ健康な人と変わらない時を過ごせるし、健康な頃と変わらずに笑顔になる事や幸せな事も沢山あるから
でもまだ命の終わりを意識せずに過ごしたかったなぁ…なんてたまに思う
それでも最初に「乳がんステージ4です、手術も完治もありません 延命治療になります」
と言われた時よりも死が怖くなくなってる私がいるのは確か!
言われた当初から数ヶ月は恐怖と申し訳なさと不安で押しつぶされそうだった
「がんは覚悟が出来る時間があるから」そう最初の頃に言われた事がある
すごく嫌だった
「完治が無いのよ、治療というけど治る事はなく薬で延命してるだけなのよ」って思った
それにジワジワと死に近づいてくだろう『これから』を、治療の副作用と戦いながら耐えられるのか?
「今ある治療が全て効かなくなったら死ぬんだわ!」
「励ましのつもりなのだろうけど、そんな言葉は他人事だから言えるのよね」
そう思ったのは、余裕なんて全く無くて「何で私が」って思ってた頃
でも1年半以上経って死は怖いのは怖いけど、どこかで受け入れなきゃと知らずに思ってたのか、その気持ちがじわりじわりと侵食していってるというか…
気付けば少しずつ覚悟していってるんだろうなぁって自分がいる
色んな方のブログを読んだ事、ブログで仲良くしてた方が亡くなった事
自分のタイプのステージ4生存率を思い出してしまう時
そして昨年の入院で「生命の危機」と言われた時
他にも、最初の方で書いた
「ちょっと待って!」「一度考えてから」なんて時間は無く、治療は変更される事や終了する事を実感した事
『いつどうなるか』という思いから『同じぐらいの歳の人よりも私は生きるのが短いのだろうな』という事を受け入れようとしてる自分がいる
そして自分より結構年上の人を見て『私の方がもしかしたら短いかもな』とも思ってしまう事だってある
そうやって思う事もあるけど、それよりも今日は動けるか動けないか、明日は副作用治ってくれるかな?って事を考えてる事の方が今は多いんだけどね
(全ての漠然とした不安は、きっと不安障害が今は強く出てるから余計になのかもね)
日々の時間は待ってくれなくて、生きてる限り毎日やらなきゃいけない事が押し寄せる
それは幸せな事であるし苦痛に感じる事もある
でもそれはふっと「ああ、私生きてるんだな」って感じる時でもあるんだよね
そんな事を日常的に思いながらも、明日も来月も半年後も来年もまだまだずっと生きたいと思ってる
やっぱりまだ生きたいのよ…
家族が心配だし、自分自身もこの世界に留まってたい、消えたくない
副作用で出来ない事もあるけどさ
綺麗な景色を見て、たまには美味しい物を食べて、まだまだ沢山笑いたいし幸せだって感じたい
本当はそれ以上に、健康な時と変わらないぐらいのいつも通りの日々を過ごしたいだけなんだけどね
そういう日が一日でも多く過ごせる様に治療を続けてるんだから生きていたい!
でも普段の生活で出来ない事は増えても、病気の治療だけでも悔いがない様に「私、すごく治療は頑張ってるのよ」と思いたいの
『20年生きたい』と言うのが、今の私の生存率では難しい事でも、贅沢な願望じゃない様に…
いつか叶えられる願望である様に
これからもいくつも歳を取りたいの
治療で痛みや辛さといった副作用があまり出なかったら、こんな事を思わずにもっと病気を忘れて過ごせるんだろうな
きっと治療はまだまだ進歩していくでしょう
それまで、今ある治療が沢山の人の命を繋いでくれます様に
がん治療の少し先の未来は明るくあります様に