防災アドバイザーの北澤篤史です。
大災害が勃発したら、きになるのが家族や大切な友人、知人の安否です。
電話がつながりにくくなる中で、できるだけ早く連絡を取り合うには、やはり事前の準備が欠かせません。
震度6以上の地震が起きると、発生の約30分後を目標に、NTTの『災害用伝言ダイヤル』が開始されます。
171(イナイ)にダイヤルしてガイダンスに従えば、30秒以内の伝言を残したり、伝言を聞いたりが可能になります。
体験日があるので、ぜひ一度は試しておいてください。
逆に、文字で伝言を伝える『災害用伝言板』もあります。
さらに次のような方法も。
「電話は、被災地から外へはつながりやすい。そこで、遠くの親戚や知人を連絡先に決めておき、それぞれがそこに電話をして伝言を残せば連絡がとれます。これを『三角連絡法』といいます」
また、自宅から避難するとき、外出中の家族のために、目立つ場所に「〇〇にいます」と貼り紙をすると空き巣の心配が。植木鉢の底、郵便受けの裏など、事前にはるばしょを話し合っておくのがいいでしょう。