東京下町にも
とんでもない強風が吹き荒れた本日



オフタートルスウェット ZARA
ニットスカート GU

髪は梳かしただけ


洗濯物を干したり取り込んだり
ベランダのオリーブに水をやったり
太陽光充電のベランダ照明を日向に置き直したりで1日に数回ベランダに出た だけ

それなのに花粉の野郎
頭を朦朧とさせ、目を痒くさせやがるニヤ

前々から花粉症である事は薄々わかってはいたが
調べもしなかったし気づかぬふりをしていた

しかし前回の人間ドックでついにやってしまった
アレルギー検査

結果、押しも押されぬ
紛れもなく疑いようもない
ゴリッゴリのスギ花粉アレルギー

リモートワークですらこんな朦朧なのに
毎日通勤してたらどうなるんだろ不安

マジ会社で使い物にならんだろうね…
って花粉症で思い出しました

【思い出】
過去、濃い人々の集う会社に勤めていた私
自ら階段落ち伝説なども作り
今は転職したのですが

社内で肝いりの新本部が立ち上げられ、
その総務担当へ異動となった私

この部署は
元システム開発と営業担当をがっちゃんこした、言ってみればなかなか相容れない人々が
ごたまぜの新本部

天下りでやってきたクソいけすかない課長
一度も本社勤務をしたことがないおばさん社員
そして私の3人が新本部の総務兼経理担当

当然、本社勤務の長い私に何もかも被さってきて
大変に目まぐるしい日々を送っておりました

クソ課長はあまりにクソだった為
おばさん社員は年がら年中泣いているし
ウツで病休の社員をさらに追いつめて
退職に追い込んだりもうめちゃくちゃ不安

また元シス開は男社会過ぎて
年中部門長が誰かを怒鳴りつけているし
何かと心休まらぬ日々を過ごしておりました真顔

そんな中でもだんだんと打ち解けて
ランチに行ったり飲みに行ったりする人間関係もできてきて、その中に同い年の女子がいました

名前は大野さん(仮名)

大野さんはいかにもできる女子!
といった見た目で一見取っつきにくい感じ

黒髪のボブで細面に銀縁のメガネ、
小柄で細身のインテリ風

でも話してみると意外とあけっぴろげで
いろいろと包み隠さず話してくれました

【大野さんの話】

そうなの、一度も結婚したことはない
でも中学生の頃から付き合ってる彼がいる

地元が同じでずっと付き合ってるんだけど、
私は子供ができない体なのね

彼の実家は地元でも有名な資産家で
子供ができないってわかっていて結婚はできない

だから彼も私もずっと独身
親が死んだら結婚…かな

いま住んでるマンションは彼が家賃を
払ってくれてる

もう長いから夫婦みたいなものよ…


私はふんふんと聞くだけでしたが、
お互い好きあっているのに
資産家とはなんとも不自由なものよのう
と思っていました

その頃私はバツイチで、今の夫と交際しており
そんな話もしていたように思います…

大野さんはめちゃくちゃ料理上手で
一度同僚男子(都落ち発言)の家で
いちごパーティーをした時も
ささっと美味しいペペロンチーノを作ってくれました

何十年も彼に料理を作っているので
うまくなったと言っていました

その後私は今の夫と自然な流れで結婚することになり、特に隠すこともなくそう話していました

が、そんなある日大野さんから打ち明けられた
彼と別れることになったと…

そうハッキリと言いはしなかったけれど、
要するに子供が産める女性と結婚するため
長年連れ添った彼女とは別れるとそんな感じ

で、マンションの家賃も払って貰えなくなるので
いっそのこと一人用のマンションを横浜あたりに買おうと思っていると

暗く落ち込む彼女にかける言葉もなく…

その後、ひまさえあれば中古マンションを検索し彼女に送っていたことはよく覚えています
後に気に入った物件が見つかり無事転居

同級生の私たちでしたが、
ちょうど同時期に結婚する私と
長年一緒にいた人と別れた彼女

なんだか気安く接することが難しくなり
ちょうどそのめちゃくちゃな新本部も解体されることに(短かったわ)

みな別々の部署へ散らばっていった

一時期は親しくしていただけに
もうちょっと寄り添ってあげることは
できなかったものかと思いつつ

いやでもおとなの(同僚の)付き合いって
そんなものよね…と遠く思い出します

彼女はその後転職
知り合いの紹介で課長職として介護業界に入り
あまりの過酷さに数年で退職した
というところまでは聞いております

この話を思い出すと
なんだか悲しい気持ちになるのです

彼と大野さんが若いころ駆け落ちでもしていて
その後別れたのであれば
こんな悲しい気持ちにはならないのにと

そんなふうに思えてならないのです…


 月餅って大好きだけど年一も食べない

 



 赤ぶちの眼鏡もしてたかも

 


恋ってままならないけれど

情熱のままに突き進まないと

後悔してもしきれない気がしていて


若気の至りって

人生の中でも

とても愛おしい時期だなって思えるのです


そんな私はきっと甘ちゃんなのでしょうね

そして資産家でもない真顔


そうそう

なぜ花粉症で大野さんを思い出したかと言えば

彼女の花粉症のひどさはハンパなかったので


きっと今頃は頭朦朧どころか

悶え苦しんで薬漬けになっていることと

思われます…不安