その後は、美術鑑賞をしました。
ひと部屋にひと作品が展示されている場合があり、集中して鑑賞できます。
『Plateau2024/大巻伸嗣』(2024年)が、それでした。
かなり大きな作品で、無彩色。振り子が動くので、ずっと様子を見ていられる作品でした。
圧倒されたのは、金沢21世紀美術館蔵の『パースペクティブス/エル・アナツイ』(2015年)です。
1185✕1140✕53cmの、超大作!
よく見ると、廃材を加工し、縫ったり織ったりして作り上げていました。
これは、相当な重量ね。保管するのも大変だわ。(←そこ?)
朱や赤を観たあとの藍の清らかなこと。
オーストラリアの先住民であるアボリジニの遺産を参照し、伝統的な先住民の芸術形態や彼らの生活や文化の象徴を現代的な文脈で、モノタイプ、彫刻、インスタレーション作品を発表している。顔料、黄土色、天然染料などの素材を巧みに使いこなし、ファウンド・オブジェクトやアーカイブ資料を作品に取り入れた作品は、先住民の血を引く自身の身体性、時間と記憶のレイヤーが一体化しており、深みと意義に富んでいる。
...という解説を一部拝借★
それぞれの題名は割愛しますが、フランスの現代アーティストである、マグリット・ユモーの作品たち。
この、手吹きガラスが気になりました。はちみつっぽい色なので⋯(←ソコ?)
芸術、科学、神話の境界を曖昧にし、生命の起源、古代文明、人間と動物の関係などをテーマを探求している彼女の彫刻作品は、しばしば人間以外の生き物とその環境との関係を探求し、全ての生き物の相互のつながりに注目させる。
昆虫が生態系の中で繁栄するために採用している複雑なシステムとコミュニケーションの方法は、科学的な見聞と、彼女が感じる生き物の本質の両方を捉え、ユモーの彫刻を傑出したものにして命を吹き込む。
音や光、香りの要素もしばしばインスタレーションに取り入れ、彫刻、ドローイング、インスタレーションといった伝統的なメディアと、科学的リサーチや思索的なストーリーテリングを組み合わせて、崩壊しつつある人間社会から、昆虫コミュニティー内の秘密の生活のシュミレーション、そして新たに形成された集団がシンクロする過程にある未来の敦盛の予想図を見せる。
...という解説を一部拝借★
広い展示室に、巨大な胸部が4体。その大きさに、ゾッとした『4つの黄色い縦のコンポジション/マーク・マンダース』(2019年)です。(コンポジション=構成や組成などの意)
鑑賞中は土と思っていた作品も、じつは塗装されたブロンズだったりして。
てか、黄色い板が刺さってるー!
しまいには、板に挟まれてる作品も⋯
『黄色い縦のコンポジション』(2020年)