太宰治さんが下宿されていた一室がある、東京から移築された建物。
家具や調度品は後から揃えたものがほとんどでしょうが、レトロな雰囲気でとても合っています。
それなのに、この生活感が無い雰囲気も落ち着けます。
細かい部分まで、こだわっていらっしゃる。
もう、ずっと、うっとりしております。
窓から見える緑もいい。
むむむ、あれに見えるは、由布岳か。
思わず言葉遣いも変わってしまう、そんな空間ですが、太宰治さんが住んでいたというお部屋がコチラ☆
あら、小栗旬氏!映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』は観ていません。すみません!
小説は中学3年の時に3分の1あたりで読むのを断念。
内容が、中3女子にはヘビーだったのです。
いや、サラッと読破する中3女子もいるでしょうが⋯
映画ならば大丈夫かもしれません。機会があれば鑑賞しましょうかね。
やはり中2の国語の教科書に載っていた『走れメロス』の印象が強い太宰治さん。
旅行から帰って、太宰治さん関連の書籍を図書館で借りて読むに、なかなか破天荒な方だったようで。
兎にも角にも『芥川龍之介』が学生時代から大好きすぎて、旧制高校時代のノートには「芥川龍之介、芥川龍之介、芥川龍之介⋯」と書いたり、芥川龍之介の似顔絵を描くほど。
“あの”芥川龍之介ポーズを真似して撮影した写真は、複数枚にも及ぶのだとか。
芥川龍之介が自殺したのちは、絹織物に角帯を締め、雪下駄を履いたりして。
格好から入って、やがて文学の道へ。
やがて、大好きな芥川龍之介の名を冠した『芥川賞』を切望するようになり、第一回の候補になるも落選。
審査員の中に川端康成がいて、その選考評に対してブチ切れ。
作品そのものというより、麻薬性鎮痛剤の中毒者だった太宰治に対しての指摘に納得がいかない。
きっと、作品だけを純粋に評価して欲しかったんですよね。
結局、一度も『芥川賞』を受賞出来なかったのは悔しかっただろうな〜と思います。
思い通りにならないのが人生か。振り返って分かること。
こんな感じの机の上で、執筆活動をされていたかも?