大分の神社仏閣☆蓮城寺 金亀ヶ渕編 | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。

先々月、大分県の蓮城寺に参ったRieruですにっこり

般若姫の故郷…とあると同時に、般若姫のご両親が契りを結んだ場所。



境内の近くにあった東屋に『飛鳥時代の大ロマン 真野長者・般若姫物語』という看板に一連のストーリーが書かれていたので、そのまま書かせていただきます。



  はじめてわが国に仏教が伝わったころの遠いむかしのことです。

  豊後の国、三重郷・玉田の里に藤治という少年がいました。幼くして両親と死別し、炭焼きの又五郎に育てられ、炭焼小五郎と呼ばれるようになりました。

  そのころ、大和の都の久我大臣に玉津姫というたいへんきれいなお姫様がいましたが、顔一面にアザが出来、「早く治したい」との切ない娘心から、三輪明神に丑の刻参りをはじめました。
  満願の夜、夢の中で、「豊後の国、三重の里山に炭焼小五郎という者が住んでいる。この者と夫婦の契りを結ぶならば、末は長者となるであろう」とのお告げがあり、髪に杉の小枝がさしてありました。
  翌春二月、十六才になった姫は都を抜け出して豊後に下り、三重郷の近くにたどりつき胸をときめかせながら身繕いをしました。しかし、鏡の中の自分の顔はまだアザが治っていません。姫は悲しくなって鏡を捨ててしまいました。(後に大野町後田、鏡の地名となる)
  しだいに夜になり、途方に暮れていますと、白髪の老人が現われ、「小五郎ならよく知っている。今夜は私の家に泊まっていきなさい。明日会わせてあげましょう。」とすすめるので、姫は一夜の宿を借りることにしました。
   その夜、姫は夢を見ました。(豪壮な屋敷、きれいな花、多くの侍女、おまけに“金亀が渕”で顔を洗えば、アザも落ちる…)心のふくらむ夢でした。
  翌朝、姫をみすぼらしい小屋に案内すると老人はす〜っときえてしまいました。 
  しばらくすると、粗末な身なりをした一人の若者が帰ってきました。姫は三輪明神のお告げによって都からはるばるやってきたことを話し、一緒に住むことになりました。

  姫は持参の黄金を取り出し「これで何か食べ物を買いましょう」と小五郎に渡しました。

  しばらくすると、何も持たずに帰ってきて、「下の渕にカモがいたので捕まえようと、あの石を投げたが当たりませんでした」と言います。姫は驚き「あれはただの石ではなく黄金という宝ものなのです」と教えました。小五郎は「あの石なら炭焼がまの周りや下の渕にたくさんあります」と答えました。姫はビックリしてさっそく連れて行ってもらいました。

  渕にはたくさんの黄金があり、水が渦巻いて黄金の亀が浮かび上がってきました。



姫は夜の夢に現われた“金亀が渕”に違いないと思い顔を洗いました。すると、アザはみるみる消えて美女となり、小五郎も体を洗うとステキな美男に変身しました。二人は黄金を拾い集め、たちまち大金持ちにとなり、人々から真野長者(真名野長者)と敬われるようになりました。


…と、物語に出てきた“金亀が渕”がじつは蓮城寺近くにあり、説明板にはこのように書かれています。



金亀ヶ渕


此の渕は昔南都久我大臣の真名娘玉津姫が炭焼小五郎(後の真名野長者)を尋ね来て黒痣のお顔を洗われたところ不思議にも黒痣が消え去り、絶世の美女となられた縁の渕である。後に小五郎と姫が夫婦の契りを結ばれた際 此の渕に金の亀が浮かび出て鴛鴦(おしどり)が並び遊んだと言われ小五郎夫妻は大いに喜んで金亀ヶ渕と名付けられて一千四百年を経た今も尚此の渕のお水をいただいてお観音様に御祈念すれば痣が消えると言われ遠近の善男善女に信仰されている。



微妙な箇所が異なりますが、この場所の水を汲んで近くの観音像に祈念すれば痣が消えるというわけですね。で、般若姫の話は?


…疲れちゃった。



アイタタタ


(つづく…かもしれません凝視)