先月、大分県に所用で参ったRieruです
独り身の空き時間を有効に使うため、豊後大野市へ足を伸ばしました。
はい、以前書いた雪山に凸した日の午前中の事です。
その日の午後に参った場所は蓮城寺で、豊後国最古のお寺だそうです。
百済から渡来した蓮城法師が開山されたようで。
寺伝によれば欽明天皇15(546)年に…しかも、あの真名野長者が建立したそうで!
真名野長者と聞いて『般若姫』が浮かぶ方もいらっしゃるかと思いますが、あの般若姫の実父になります。
山口県の柳井と周防大島の間にある大畠瀬戸(おおばたけのせと)で亡くなられた般若姫のゆかりの地に、まさか参れるとは…“ついで”というと申し訳ないのですが、このような機会はこの先無いと思うので私にとっては大変貴重でした。
凍てつく寒さの中、境内へ。
御堂には『大悲閣』とあります。
つまり、般若姫の供養の為に建立されたというわけですね。
もし般若姫が無事に用明天皇の元にたどり着いていたら、歴史が変わっていたかもしれません。
こちらには一風変わった石灯籠がありました。
笠の端の部分を持ち上げると、ペロンとめくれそうな感じ。
“変わった”と書いてしまいましたが、こちらではよく見かけるデザインなのでしょうか?
境内には『聖徳太子』という御堂もありました。
言わずもがな、聖徳太子の実父は用明天皇であります。
後日しりましたが、こちらには『長者堂』なるものもあり、般若姫の実母『玉津姫』が般若姫に渡したとされる『一寸八分観音像』が納められているようです。
般若姫が海に投げた観音像ですが後年大魚の腹の中から見つかったらしく、それを聖徳太子が蓮城寺に納められたのだとか。
毎年1月10日に御開帳され、御利益は安産又は海難除けだそうです。
また、あの山頭火さんもこちらに参られたそうで…
あー、やっぱりもう一度参りたいわ!
叶うなら桜の花が満開の頃!
(山門を振り返るとピンク色の景色☆のはず!)
…ワガママも大概にしてください。
アイタタタ
(なんせ時間が足りない…と予習不足の言い訳をする女であった)