こちらには2対の狛犬さんがおり、そのうちの1対はふるそうに見えました。
昨年の初秋に参った時は記事にしませんでしたが、なんとなく、こちらの狛犬さんは“複数人で参った時に再開出来る”ような気がしまして。
予感的中!まさか、約半年後に開催された『狛犬ウォーク』でお会い出来るなんて!
“複数人で参る”・・・って機会なんて、『狛犬ウォーク』しか無いじゃろ?
イテテ
(あたり前田のクラッカー←ちょっと意味がズレていますが)
狛犬(吽)さん①:「まぁ〜、なんと賑やかなのぉ〜。」
お騒がせしてます、狛犬さん。今回は、『狛犬ウォーク』で参りました。
お変わりないですか?
狛犬(阿)さん①:「安永6(1777)年6月に大阪から来て以来、相変わらずや。」
1777年・・・おおかた、245年もいらっしゃるのですね!そりゃあ、古いですわ。
狛犬(阿)さん①:「ちなみに、石工さんは『石田屋』さんらしいで。」
なるほど。
狛犬さん、斜め後ろから失礼します。
なんか、肩から腰にかけて、“ぬるん”としてます?
そのように見えてしまう角度だったのか?いや、やっぱり少し、“ぬるん”としていますよ。
昨年撮影した画像を引っ張ってきました。
やっぱり、ぬるんとしてますよ。
おシッポは小さめですが、細かい仕事です。背骨が見えますね。
正面から窺い知る事が出来なかったですが、なんと、後ろ髪はストレートじゃないですか!そして、細い肩と腰・・・色気を感じる狛犬さんで、『前と後ろじゃ別狛!』という特徴的な狛犬さんでした。
狛犬(阿)さん②:「ワシも、なかなか特徴的な狛犬じゃ〜。」
あら、アナタさまは・・・徳山の狛犬さんですね。
神上神社にいらっしゃった狛犬さん①と、かなり似ています。
生まれた年も同じようです。
本当に、よく似てる〜♬.*゚
風化具合は、こちらの方がキレイかな。
おシッポの形も、よく似ています。
同じ石工さんの仕事でしょうか?
資料には、『徳山町遠石 石匠 武田道助』とありました。
なるほど、遠石(といし)の石工さんが。
こちら、吽〜さん。
台座が高いので、お顔を拝見しづらかったです。
腕を伸ばして、やっと表情が分かるかな〜という感じでした。
お鼻が、簡素化された松のデザインのようです。
首が真横に向いているわけではないので、新南陽を見下ろしているわけではありませんが、参道の階段の途中から眼下を見ると、こんな風景が広がっていました。
下の道路辺りまで海辺だったようで、舟で近くまで来れたのでしょう。随分と景色が変わったようです。
ところで狛犬さん②の、阿〜さんと吽〜さんが離れすぎではないかな〜と思うのですが・・・
その位置からでは、景色を見下ろせませんね。
狛犬(吽)さん①:「ワシからはよう見えるで。息を切らした変顔のアンタの顔が。」
・・・やな、性格〜。
アイタタタ
(毎度、『狛犬劇場』はほぼフィクションでありますので悪しからず)