神社ですが、『天満』という名前だから、お察しの通り、御祭神は菅原道真公のようです。
呉市のHPには、由来がこのように紹介されておりました。
幕末期、広島藩は薩摩藩と秘密貿易を行い、文久3(1863)年に御手洗がその貿易港に指定されました。そのときの広島藩側の担当役人・船越寿左衛門が、明治4(1871)年に社殿を寄進し、満舟寺三社堂に安置されていた天神像を移したのが始まりで、その後大正6(1917)年に現在の天満宮に再建されました。
そもそも天神像を祀るようになったのは、社殿の裏手にある『本川の井戸』に由来します。江戸時代に記された伝承によれば、神功皇后が朝鮮出兵に赴く際に立ち寄り、この井戸で手を洗ったことから、この地を『御手洗』と呼ぶようになったとのことです。
しかし、その後菅原道真が大宰府へ左遷された時に立ち寄り、この井戸で手を洗ったという伝承が主流となり、『本川の井戸』の側に天満宮が建立されたというわけです。
境内は『天神桜』の愛称で親しまれた桜の名所となり、花実の季節には、管弦の調べや芸子たちの笑い声で賑やかだったそうです。
HPには、『御手洗天満宮』という名称でした。
桜の名所・・・今頃(3月末日)は、かなり開花が進んでいるのではないでしょうか。
先程のリーフレットには、桜が満開の頃の境内の画像が掲載されていましたよ。
美しいですね。
まずは手水舎へ。
ん?こちらの手水鉢の四隅は、狛犬さんの姿が。
おおお!4匹の狛犬さんが、手水鉢を支えていらっしゃる!
狛犬さんたちの足元には、自然石。
様々のポーズで支えているのに、水平。これには驚きましたよ!
お疲れ様です、小型犬サイズの狛犬さん。
参道を進むと、拝殿が見えてきました。
うわぁ〜・・・瓦たち、すごい!竜頭は珍しいですね。
単に私が見たことないだけ?
謹んで参拝いたしました。
ふと、拝殿の下に目をやると・・・逆立ちしている狛犬さんが!