はじめての歌舞伎体験してまいりました
新春浅草歌舞伎!
一回ちゃんと歌舞伎みたいなー、と思っていたんですが、わりとこれは初心者にぴったりだっていう話を聞きつけまして衝動買い
本当はお着物着ていきたかったんですけど風邪ひいちゃったので無理せず洋服着込んでいきました。次は絶対着物で歌舞伎観に行ってやる! と決意を新たにしつつ
場所は浅草公会堂。浅草にも公会堂ってあるのね。

大入り袋に鏡山に新年気分になっちゃったり。
っていうか、浅草公会堂の前って有名人の手形があるんですね。

先日亡くなったこいしさんの手形があって、思わず合掌。
あと何気に哀川のアニキの手形もあった。さすがアニキだぜ!
それとついでにスカイツリー


だいぶできたなぁ。完成いつだっけ?
そんなことを思いつつ公演へ。
二部構成で一部二部は別々のチケット。ソワレとマチネで別公演するようなものかな。
とりあえず一部の感想からー
三人吉三巴白浪義兄弟の契を交わすこととなった三人の同じ名前の悪党の因縁話
場面を幾つか端折ったからって、途中幕間で端折った場面の説明もしてくれたし、イアホンガイドでちらっと教えてくれたんですが、うん、最初は人間関係があまりにも入り組んでてえ? え? え? ってなりました。つか世界狭すぎるだろJK
とか思ってはいけないんだと思う

なんかもう、これこういう世界だ。昼メロ。まじ昼メロ。昼メロだった。因果と宿業がめぐりめぐって絡みあって、なんでそこまでうまくいってるんだよ、とつっこみたくもなるけれど、でもそれが日本の物語、っていうか、日本の説話ってそういうものだよなあ、とつくづく思ってしまいました。
西洋の物語、小説はある程度リアリティを追求している、ような気がするんです。合理性っていうか、整合性というか。
あ、このおはなしも整合性はあります。ちゃんとね。
っていうかむしろちゃんととれすぎてて、登場人物の因縁にすきがなさすぎて「エエエーー」みたいな。でもそこがいいなー。やっぱりこういう、「なんか狭い世界でみんな繋がりすぎ」な世界観って、基本的に日本人の肌に合っているんだろうなあ。
まあ、端的に言えば細かいことはいいんだよっていうアバウト精神なわけですが。
いやまあなんというか、入り組んだ人間模様でした。それでも舞台を観ているうちにちゃんと把握できたしね! 三人三様の身の上の不思議な繋がりに全員が気づいたところは思わず笑っちゃった。
八百屋久兵衛がやってくるところね。
いや、笑う場面じゃなかったのかもしれないけど、でもどこか面白い。なんなんだろうなあ、あれ。「おまwwwwどんだけなんだよwwwwww」みたいな感じ。
あと見物はお嬢吉三かなー。女装の盗賊お嬢吉三は八百屋お七のパロディらしいのですが、歌舞伎初心者の私には八百屋お七がわかりません。分かってたらもっと楽しいんだろうなー。でもすっごい衣装が豪華できれいでした。
いやー、でも面白かった! なんつー超展開だよ! と思ったりもしましたが、面白かったです。歌舞伎って、ほんと、芝居なんだけど見世物感覚というかブロマイド感覚というか、面白いなあ。
猿翁十種の内 独楽ダンスのお時間です(笑)
コマをまわしているうちに自分がコマになってくるくるまわっちゃうっていうオチには笑ったw
ここまで一部
ここから二部
壺坂霊験記ちょっとひねくれた盲目の夫沢市と、その夫を一途に愛する美人妻の物語。
妻の信心と夫への愛に免じて、観音さまが夫婦の命と沢市の目を治してくれましたよ、っていう仏教説話ですね。
浄瑠璃が歌舞伎にうつされたものだから舞台袖でずっと義太夫さんがうたってるんですけど、なんかこれってちょっとミュージカルっぽいかもー
貧乏な家ってことで今度は衣装が地味でちょっとしょんぼり。仕方ないんだけどね。
で、この美人妻、天然一級フラグ建築士すぎました。っていうか、おまwwwwwなぜwwwそこでwwww気づかないwwwww
序盤からこれでもかってくらいフラグをきっちり積み上げる奥さんはまじで出来た奥さんでした。まじで。
あ、でも浮気を疑われてぷんぷん怒ってるとことか可愛かった。
凹んでる旦那も可愛かった。凹んでる旦那が山奥の寺に一緒にお参りに行くって言ってる段階でもう既に嫌な予感が漂ってるのにうきうきしてる奥さんまじ天然。
ここで三日断食してお参りするって旦那が言い出す時点でもうアレなのに、うきうきしちゃってる奥さんもうまじすごい。
その上うきうきしまくって「いや、別にそんな急がなくても」とか言って、もうちょっと一緒にいたがってる旦那を前に嬉しそうに帰り支度してる奥さんまじでもう、なんていうの、すごい。しかもとどめに「あっち行ったらガケだから気をつけてね」とか行っちゃう奥さんまじ奥さん。
フラグっぷりにまじでびびりました。結果ハッピーエンドで良かったんだけどね! ハッピーエンドになりましたー、みたいなことを義太夫がうたっている最中、きゃっきゃうふふふしてる夫婦の喜びっぷりが可愛かったです。なにこのバカップル。なにこのバカップル。でも嫌いじゃないよ。幸せにな!
そんなお話でした。
猿之助四十八撰の内 黒手組曲輪達引これも歌舞伎十八番助六のパロディ版らしいのですが、私はもともとの助六を知りません。知りませんがフリーダムだってことはよくわかった。
これは演者の市川亀治郎のニ役早変わりがすごい。どうやって入れ替わったのかよく分からない。いやー、すごいわー。まあ結局は三役なんですけどね。
そして序盤の早変わりありの場面が後半の物語の本筋にまっっっったく関係ないっていう
乱暴おおらかさ、すごいね。すごすぎるね。
パンフレットにあった筋書きを見たらすこしは人間関係があるみたいなんですが、いやでもここいらないだろ、ただ早変わりいれたいいれたい! っていれただけだろこれ。こういう好きなもの全部いれちゃうぞ★な感じ、まじなんていうか、フリーダム。
小ネタも満載で笑っちゃったー。龍馬伝とか福山とかwwwww
あまりにフリーダムでびっくりしたー
で、次の場面。ここからお話がはじまって(笑)はじめて助六が出てきます。
助六は親の仇を探している浪人で、花魁の揚巻は恋人。で、その揚巻に横恋慕しているのが新左衛門で、その新左衛門こそ親の仇! と分かって助六は親の仇をうつ。っていう筋書き
こっちもフリーダムでしたw
随所にあるという助六のパロディはよくわからなかったんですが、そこ意外にも笑いをとるシーンがいくつかあって、
助六にやっつけられた浪人たちが、助六の又のあいだを潜らされるシーンがあるんですが、そこのwwwネタwwwww
あー、笑った笑った。一番笑ったのは舞台の上で「ラブ注入」って言っているさなか、イアホンガイドでは歌舞伎について真面目くさって解説しているところでしょうか。
でもwww待ってwwwww舞台の上では楽しんごwwwwww
いやー、なんというか、フリーダムでした。最終的には水まで使って水の中に隠れて敵をやり過ごすシーンまであったりと。まじ、フリーダムでした