
bunkamuraにて十二夜を見てきましたー

今年はじめて
の観劇ですこの舞台を見てから体調を崩してしまってちょーっと感想を文章にまとめるのに時間がかかっちゃって、記憶が少し薄れてしまいかけなので思いつくままに記憶の限界に挑みつつ、感想をば。
シェイクスピアはいくつか戯曲を読んだことあるんですけど、実際に演じられているところを見るのははじめて

原作も読んだことがなかったので、まっさらな気持ちで観劇
ストーリーを簡単に解説すれば、
船が難破してイリリアに打ち上げられたヴァイオラは、一緒の船に乗っていた双子の兄が死んだと思って髪を切って男のふりをしてシザーリオと名乗り、イリリア公爵のオーシーノに仕えることになる。
このオーシーノ、兄を亡くして喪に服しているオリヴィアに夢中。お気に入りの小姓になったシザーリオに愛しいオリヴィアへの求婚の使者となることを命ずる。
けれどシザーリオことヴァイオラはオーシーノに夢中。そんなシザーリオに一目惚れしてしまうオリヴィア。報われない一方通行の三角関係は、オリヴィアの叔父のサー・トービーによるイタズラを副旋律に、実は生きていたヴァイオラの兄、セバスチャンの登場によって混迷を極めながらも、セバスチャンとオリヴィア、シザーリオこと元々の性に戻ったヴァイオラとオーシーノの二組のカップルが誕生することによって大団円。
そんなおはなし

え、いやちょっと、とりあえずオーシーノとオリヴィアはそれでいいの? あとそこの双子もそれでいいのか、特にヴァイオラ、と思わなくはない。
けど大団円はとっても幸せになるのでそれでよし

あとね、舞台装置がとっってもかわいかった

ポスターにもあるけど海辺に座礁しているのか打ち上げられているのか打ち捨てられているのか、
うらぶれた、朽ちた、廃れた、そんな船。
最初、そこを旅芸人たちの楽団が行列しているんだけど、そこがすっっごくかわいかった。結婚式か、それとも葬式か? みたいな独白のなかの演奏。
この行列は先に言っちゃうとラストに繋がっているんだけど、もうそこがまじかわいかったー。
「ここから物語の世界に入るよ。お伽話がはじまるよ。」っていう、入場行進でもあったような気がしました。
そこからはじまるオーシーノのシーンがまた素敵だったし

客席に少しせり出した板張りの舞台の上に設えられた小さな舞台。
幕がパッとあがればバスタイム中の公爵が優雅に退屈を歌いながら登場

っていうか石丸さんが素敵でした。石丸さんだからね。
もうそのあたりがお伽話! とにかくかわいいの! キュート!
そう、それから歌!
ミュージカルじゃなくってストレートプレイなんですが、結構歌うシーンがいっぱいあってよかったー。
石丸さんは、すごく四季だった(笑)
まあ、元・四季のひとだと私のイメージの中でも四季のひとで、イメージまんまのうたごえだったので安心した、っていうのはあったんだけど、四季だったー。エリザベートのときとは全然違うのねー、やっぱり。
エリザベートのときもやっぱり「ああ、四季」な感じはあったんだけど、だけどそこまで強くはなかった。と、思うんだ。まあ四季だったけど、それ以上にシャウトってえええええーっ、みたいな、なんというか、今まで全くイメージしていなかった俺様臭さが、四季っぽさを薄めていたんだと思う。
でもこういう役で、こういう歌をうたうとやっぱり、「ああ、いつもの石丸さんだー」ってなるんだなあ。
歌だから(っていうか贔屓しているからか)石丸さんの感想を一番にいってしまいましたけど、みなさんすごかった。特に笹野さん!
イソギンチャクの歌とかまじかわいいし、すっっごく耳に残る。すごく印象に残る、ふかい歌声で聞き惚れちゃう。ずっとずっと聞いていたくなるような素敵な歌声。ラストシーンでも笹野さん演ずる道化が歌うんだけど、ほんと耳に残るんですよね。別に悲しいことを歌っているわけではないのに寂しげな歌で、すごく耳に残る。
もー、すごいなあ、笹野さん。
あとすごい、っていうか上手いなあとおもったのは荻野目さん。なにこのひとかわいい。まじかわいい。頭の回転が良くってお茶目な侍女がぴったり。あのきゃははははははって感じの笑い声、声が高いのに全然嫌味じゃなくって、邪気がなくて、なんだろう、本当にイタズラ好きな子って感じがして、むしろ好感を持っちゃうところがすごいと思いました。
あー、それにりょう! りょうまじ美人。
私はりょうはその麗しいお顔を拝みに行くかなー、くらいの感覚だったんですがまじかわいかった。なにもうちょう美人っていうのは知ってたけど、こんなコメディエンヌ的な部分ってあったの? って感じ。最初の冷たい女主人然したオリヴィアがシザーリオに一目惚れして、どんどん恋するオトメになっていくのがほんとに可愛い。まじかわいい。ほんとかわいい。かわいいしかいえない。まじかわいい。
ああ、書きたいことがいっぱいあってまとまらないので、さいごに主人公の松たか子さん。
一人二役。しかも衣装も同じ。演技だけでどっちがどっちか演じわけなきゃいけないんですが、見ていて混乱することはなかったです。あー、すげーなー。ただヴァイオラとセバスチャンが再会した部分の一人芝居、「お芝居に戻ります」のあとはちょっと大変そうだわー、と思ってしまった。すごいけど、ちょっとえ、まじでそれでいくの? いいの? とか思ってしまったw
ただ、すべての誤解のもとが溶けて二組の結婚式をしよう! っていって三人で腕を組んでいくシーンがあってラスト大団円へ突入していくんですが、そこのシーンのためにはそれが必要だったんだなー、と思った。はんぶんは男ではんぶんは女だった、とも言えるようなそうではないような。
で、まあそうして結婚式の行進をして最期残された道化のフェステの歌で〆
なんですが、ここでの道化のセリフによって最初のシーンのセリフを否が応でも思い出す。
結婚式か、それとも葬式か。
「みんな幸せだけど、シザーリオはどこにいっちやったの?」「シザーリオはヴァイオラが演じていたんだよ。だからいないの。」「ヴァイオラだって演じられていたじゃない。」そんな感じのセリフがあって、笑わせどころではあるんだけど、なんともいえない寂しさの理由が、ここにあった気がしました。








