銀座並木通りに本店を構える大好きな個室会席北大路が、
新しく焼肉店を開店したと言うので出掛けました。
都営地下鉄浅草線「東銀座駅」から歩いて１分。
ビルの地下１階に降りると、幅２間にわたり背丈を超える暖簾が下がっていて思わず気分が高揚します。
店内は高級ホテルのような落ち着いた雰囲気で、
全席個室になっているため基本的に他人と顔を合わせないようになっています。
コロナ対策として個室ではなかったのですが、偶然にしろ安心して使えますね。
案内されたのは４人部屋でしたが、最大10名収容できる大部屋もあるとか。
室内はシンプルな内装ですがゆったり上品な感じ。
オープニングのキャンペーンでコース料理には先着500名様で
モエ・シャンドンのシャンパンがウエルカムドリンクとして付いています
間に合ったようで、乾杯のシャンパンが嬉しく気分よくスタートを切れました。
お肉五種のオードブルからスタートです。
ユッケや低温調理されたレバー、カッテージチーズ生ハム巻きなど
和食の前菜のようにひと手間かけたお肉が大皿に美しく盛り付けられています。
お肉は鹿児島の契約牧場より取り寄せた最高級Ａ５ランクの雌の黒毛和牛だけを使用しているんですって
どれも柔らかくて和牛の旨味をしっかり感じることが出来ます。
次は栗カボチャと湯葉の冷製スープです。
上品な味もさることながら、デミタスカップのような器が楽しいのです。
見て楽しんで、味わって楽しむというのですね。
さていよいよ焼肉の登場。
こちらのお店ではテーブル毎に焼肉担当のスタッフが付き、
目の前で一枚一枚丁寧に焼き上げてくれます。
シャンパンの次は赤ワインをグラスでいただくことにしました。
グラスワインはお肉に合うものを常時20種ほど用意されているそうです。
ワイン担当のスタッフにお薦めのものを選んでもらいました。
フランスのミッシェル・リンチというワインです。
芳醇であり、かすかに渋みを感じるスペインよりの味わいがします。
本日の塩焼き２種はタンとハラミ。
タンは焼肉というよりステーキじゃないかと思うほど厚切なんですが、
柔らかくて簡単に噛み切れます。
ハラミも口に入れるとまるで肉の旨味が花開くようですね。
岩塩・ワサビとともに粒胡椒が薬味として供されますが、粒胡椒が結構イケます。
続けてタレ焼きはフィレとザブトンの２種。
こちらも最高級の焼肉で、とても柔らかい肉でとろけるよう！
ここで一旦スモークサーモンと帆立の海鮮サラダを挟んであります。
冷たいもの、温かいものが交互に出てくるようでメリハリが効いています。
トモ三角と松茸の厳選焼きをゴマポン酢でいただきます。
軽くあぶって、松茸をくるりと巻いて熱々のうちに食べると
秋の気配が感じられてきました。
まだ暑いけど、9月中旬過ぎているんですよね...季節感って大事だわ。
先程ワインリストを見せてもらった時に白ワインも数種類あって、
お肉に合う白ってどんなどんなものか気になってたので
最後に美味しそうなのを１杯選んでもらいました。
やはりフランスワインでグラン・セールという名だそう。
これがなかなかイケます。白ワインで焼肉もありですね。
いい感じにおなかが落ち着いて来たところで登場したのがホルモンの変わり茶碗蒸し。
蜂の巣、ミノ、センマイを具にした茶碗蒸しにトリュフのスライスが乗っています。
焼肉ではないんですが、これだけ食べにまた来たいくらい美味しい
いよいよクライマックスはミスジのすき焼き。
生ウニを巻いて、生卵をつけていただきます。
とろけるようなコクのある卵と柔らかな肉、贅沢にウニが入っていて至福の時です。
水キムチ(長芋・茗荷・胡瓜の漬物）で一服。
シメの食事にスダチ冷麺かスパイシーハンバーグカレーを選べます。
私はさっぱりしたスダチ冷麺がとても涼しくて、麺が通常より細く食べやすいのでスルリといただけました。
最後のデザートには濃厚な奥久慈卵のプリンと洋梨のコンポート。
大満足の高級焼肉コースでした。
実はこのコース、高いと思われるでしょうが、たった10,000円なのです。
上品な和室風個室に、このお値段なら若い人でもデートに使えますし、
ワンランク上のコースなら大切なお客様のおもてなしにもぴったりだと思いますよ。
個室焼肉 銀座きたお （焼肉 / 東銀座駅、銀座駅、銀座一丁目駅）
夜総合点★★★★☆ 4.0
★クリックして頂けると嬉しいです★
