「未必のマクベス」 早瀬耕 早川書房 | Tous les jours

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「未必のマクベス」 早瀬耕 早川書房

 

まず、タイトルの意味が不明なので、未必の意味を調べました。

辞書で引くと「未必の故意」が出てきて、「罪となる事実の発生を積極的に意図したわけではないが、発生しても仕方がないと認めて行為する心理状態」だそう。

 

この小説では、マクベスのストーリーがモチーフになっていて、登場人物はそれぞれにマクベスの登場人物になぞらえられている。主人公は、「マクベスになろうと思っていないが、なってもかまわない」という心理状態で犯罪に手を染めていく。

前半は面白かったけれど、後半は、ちょっとどうかな、という感じでした。