入院、手術、リハビリを経て、家に帰ることを考えるようになった時期に、何かを思い出そうとしても思い出せないことが多いのに気付いた。入院中は携帯を見る気力がなく、ずっと息子に預けていたのだが、返してもらって見ようとすると、写真の撮り方も、スクロールして次の写真を見る方法も忘れていた。あんなに毎日使っていたのに全く覚えていないなんで、私の記憶はどうなってしまったんだろうと嘆いていると、「全てを覚え直せばいいんだし、すぐに覚え直せるんだからがっかりするな」と慰められた。確かにその通り、覚え直せばいいだけだと思いつつも、人の名前やこのブログに写真をアップする手順も忘れていて、毎日が覚え直しの山だった。
今回は、久しぶりにパンを焼こうと思い立ったのだが、毎日のように焼いていたパンの粉の分量を忘れていて、料理ノートを読み返した。焼く温度と時間も忘れていて、これはノートにも書いてなかったので、一般のパン焼きの温度を参考にした。いざ焼くばかりになったところでは、オーブンの余熱の解除の仕方を忘れていて焦り、2度押しで解除できることを思い出した。
退院後はこんなことを繰り返しているが、私の方も学習して、落ち着いて考えれば思い出すのだから、焦ることはないと思うようになった。そして、もし思い出さずにパンが焼けなくても、それば人生の重大事ではないと思うようになった。それと同時に、事前に必要なものを調べて準備するようになった。多分これからも、たくさんの覚え直しが出てくるのだろうが、めげずに覚え直して、自分の生活のやり方を見つけていこうと思っている。
写真は、今日焼いたパン。いつも通りの焼き上がりだった。










