べき先生!と、たい先生♪ | ハピネス・リリー

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ひとりひとりのお名前の特徴と魅力や手のひらからの資質や心のもち方を読み取り、更なる運気アップと、より良い家族関係のコミュニケーションに役立てて頂きます。

べき先生は、朝、暗い顔で、小さな声で、「おはようございます。」と言い
続けて、生徒たちに向けて「お前たち朝は元気に挨拶しろ!」と言う。
S君は、先生の矛盾に、納得いかない。
べき先生は、「学校は、勉強する所だから、つまらなくても
勉強するのが当たり前だ!」と言い、
「勉強が出来ないのは、努力が足りないからだ!」と言う。
子どもは、学校に行き、勉強して良い成績を取ることが
もっとも大事で、毎日もっと努力して勉強すべきであると考えている。

S君は、勉強が苦手である。授業にもついていけず、
学校へも行きたくないと、言う。

べき先生は、学校に行くのが当たり前で、
必ず登校するべきである。と言う。

べき先生を見ても、毎日暗い顔で、
イライラして怒ってばかり、
いっぱい勉強して先生になっても
辛そうな大人になるなら、
学校も大人になるのも
嫌なことばかりの世の中なら
生きていきたくない、とS君は、
思ってしまった。

しばらくお休みをして、
お母さんが沢山の人と相談をして、
素敵な先生がいる学校を見つけて来た☆

その学校に、不安と期待を持ちながら
S君とお母さんは、たい先生に出会った。

「やぁー良く来たね♪
待っていたよ!会えて嬉しい。
来てくれて、ありがとう♡」と、
たい先生は、明るい笑顔で、
出迎えてくれた(^o^)/

S君は、照れくさそうしていた、
お母さんは、温かい先生の笑顔に、
ほっとしていた。

たい先生は、S君に聞いた、
「学校って、どんなイメージ?」
S君は、
「勉強する所だから、つまらなくても
我慢しなくては、いけない所、
出来れば、行きたくない!」と答えた。

たい先生がそれを聞いて
「学校はね、それだけではないんだよ、
ここでは、人生を生きるための力をつける
学びをしよう!」と言ってくれた。

そのためには、まず先生とS君が
仲良くなれるように、これから
少しずつ話をしていこう。
「まずは、何をしてみたい?」
「どんなことが好きかな?」
「勉強以外の他のことでも何でもいいよ♪」
「S君がしたいことを言ってみてね♪」
「やってみたいことを一緒にやってみよう♪」
と、たい先生は、笑顔で話してくれた。
まずは、S君が何に興味があり、
何をしてみたいのかを聞いてくれた。

学校にもまだこんなにも温かい先生が
いるのだと、お母さんは紹介してくれた方々に
感謝した。

S君は、恐い先生や嫌な学校以外にも
他の学校があり、優しい先生がいることも知った、
いつもの環境の中では、辛い世の中しか
想像出来なかったのに、それだけがすべてでなく、
他にも違う世界があり、違う先生がいて、
笑顔の大人たちもいる。
これから少しずつ、世の中には、
素敵なことが沢山あること、
イキイキと生きている人たちがいることを
学ぶことが出来たらいいなぁ~と
小さな心に、少しだけ明かりが灯った♡