↑この話の続きです。



やっぱり毎日の様に会うのだよ。



その度に目につく同じ鞄。



私よりもおばちゃんな

私と同じ鞄を持ったおばちゃん。



blogだから言うけど



服がおばちゃんなのよ。

私もおばちゃんだけど

おばちゃんの私から見ても

ザ・おばちゃん服

なのよ。



私は絶対買わないな。

と思う服を着ているそのおばちゃん。

趣味が違う。



なのに、鞄は一緒



なぜなんだ。



そんな事を思いながら

数ヶ月経ったある日



わざとなのか

わざとじゃないのかはわからない



私からしたらわざと


わざわざ


私の目の前に立った。

もうほんと、目の前。至近距離。

身体が当たりそうだった。

周囲が混んでいるわけでもないのに。

明らかに不自然。



これ見よがしに

そうされたと感じた。



私が先に持っていたのよ!フンッ。

と、言われた気持ちになった。



おばさんの気持ちなんぞ知らん。

人の心の中は、読めないし。



だけど私がそう感じた時点で

それが答えなんだ。



私がそのおばちゃんなら

もし私が鞄を買い替えたら

シメシメ。と思うだろうか?



こういう行動をするような

このおばちゃんなら

そう思うかもしれないな。

と思った。



それなら、そう思わせてあげよう。



なぜなら



私は違うからだ。



こんな嫌な態度を

これみよがしに

赤の他人に、私は取ったりしない。



私はこういう人になりたくない。

という、謎のプライドが私にはある。

そこは、負けない。



そしてこれを機に

ちゃんと考えてみた。



もしもこのおばちゃんが

私より先に鞄を買い替えたら。。。?



。。。



なんか悔しいな



お揃いじゃなくなったことに

ホッとするかもしれない。



でもなんだか

お揃いだった鞄を

いつまでも使い続けている自分に

きっとモヤモヤするだろう。



きっとそれは



今以上の

モヤモヤに違いない



このモヤモヤの正体は

このおばちゃんと

お揃いの鞄を持っている

という事実に、モヤモヤしているんだ。



であれば、これよりもっと

使いやすくて気に入る鞄を

このおばちゃんより



先に買おう



先に買わなければきっと意味がない。



そう、私は負けず嫌いだから。



というわけで



新しい鞄をゲットした。



めちゃくちゃ使いやすくて

気に入った!買って良かった!



そしていまだに

お揃いの鞄を使っているおばちゃん。

見ても何も思わなくなった。



こんな人と

お揃いじゃなくなって

良かった!



それしかない。



そして何より

朝からモヤモヤしなくなった。



ミッションクリア



おばちゃん、

スッキリするキッカケをありがとう。



でもね、

赤の他人だったら何をしていい訳でも

嫌な態度を取っていい訳でもない。



おばちゃん、お互いいい歳なんだから

そこんとこ、よろしくな?



そしてつくづく思う。



嫌な気持ちにさせたくて

そういう態度をとった時

その瞬間はスッキリするのかもしれない。



私が鞄を替えたのを見て

シメシメと思うのかもしれない。



でも私にはわかる。



そういう行動をしているうちは

幸せにはなれない。



自ら幸せを遠ざけてしまっている事に

気付かないでいると

不幸になっていく一方だ。



おばちゃん



お幸せにね。