都内の2LDKマンションに暮らは男女四人の若者達。「上辺だけの付き合い?私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。
う~~ん、大どんでん返しなのかもしれないけれど
少しずつ波が押し寄せてきているのを感じながら
でも、平穏に過ぎているようにごまかされて
そして、最後、知らぬ間に大波がかぶっていた みたいな
そんな印象の作品でした
なんか、こういう衝撃は初めてだなあ
お話はすごく平凡に、奇妙な同居物語
2人ずつの男女の同居人、そして居候
一人ひとりの語り口でお話は進んでいく
波風立たず、その場を嫌な雰囲気にしないよう
一緒に暮らしていく
チャットのような生活 と書かれていたが
必要な時だけリビングに出て、それ以外は引っ込む
でも、部屋でも同性の同居人がいる
う~んどうなんだろう、普通耐えられるのかなぁ??
大人が2LDKで5人で生活するのって
そこから生じているというわけでないだろうし
元々あったものが、微妙に歪んでいったようだし
ただ、この描き方が上手い!!
ミステリにある「あ~やられた」ていう大どんでん返しとは違って
「え~~そこ行くんだ」っていう暗闇のジェットコースターみたいな衝撃を受けました。
すごく嫌な終わり方なんだけど
思ったほど、後味は悪くなかった
しかし、この後、この人たちはどうなるんだろう。。。。。。
吉田修一 やるな、、、って感じでした
