神去村の人たちはおっとりしている。彼らの口癖は「なあなあ」で、「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」など、いろんな意味に使われているが、語尾にも「な」がつくので、のんびりした感じになる。神去村には林業従事者が多く、百年単位んの作業をしているので、あくせくしてもしようがないと思っているみたいだ。俺は平野勇気。高校卒業式の後、俺の行き先は、担任の先生と母親に決められていた。この神去村で、林業の研修生として働くことになっていたのだ。ローカル線の終点の駅に出迎えに来てくれたのは、髪を金髪に染めたヨキというガタイのいい男だった。チェーンソーの使い方など教えられたところで、俺は「綠の雇用」というシステムの応募者にされたのだと知った。しかし、「やっと神去村に若者が来た」と涙ぐんでいるおじいさんを前に帰るとは言えなかった。俺の山の生活が始まった。……。
林業世界の青春モノです。
いや、楽しかった。
林業って、、、、とその設定に一本やられました。
しをんさんは、本当に意外だけれど、日常から遠すぎない世界を
上手いこと引っ張ってきて、世界観を作り上げますよね。
そして、帯は、宮崎駿さんですし、
これはもう、購入して保存しておかねば、、、と買ってしまいました。
登場人物もまた魅力的で、私はヨキの嫁はんやばあちゃんがおきにいりでした。
村の人達もそれぞれいいんです。
そして秘かに、主人公のお母さんもいいよなぁ、、、
でも、これは実際取材して作り上げた小説なのでしょうか?
そうであれば、この取材日記でも出してくれれば
それはそれでしをんワールドが描かれて楽しそうなので、是非!!
