歴史に不滅の名を刻みつつも、いまだヴェールに厚く覆われたままの、東洲斎写楽。蓮丈那智は、古文書の調査の訪れたはずの四国で、その浮世絵の知られざる秘密へ足を踏み入れることに(表題作)。憑代、湖底遺跡、奇怪な祭祀。異端の民俗学者は、堆積する時代に埋没してしまった死者の囁きに、今日も耳を傾け続ける―。あなたの知らぬもう一つのニッポンを描く、本格ミステリ集。
蓮丈那智シリーズ第3作です。
相変わらず、民族学の部分のしっかりしていること、
しかもぐいぐい表に出るのでなく、ウンチクも述べられている。
ミステリも楽しめて、雑学も増える
(雑学、、、って言ったら失礼でしょうか)
「憑代忌」「湖底祀」「棄神祭」「写楽・考」の4編からなる短編集ですが
私の一押しは、表題作「写楽・考」です。
なんといっても、狐目の男・高杉さんが大活躍し
民俗学の世界にひょっとして戻ってくるかも、、、位の出方で。
内藤さん、、、危うし。
浮世絵の世界もちょっと垣間見れますし、解けては現れる謎の展開が
これまた引き込まれていきます。
あ~これで、那智先生シリーズも読み終わってしまいました。
ちょっと、、、いえ、かなり寂しいです。
