四十歳を目前にして、人生のイベントベストテンを自虐的に並べてみれば、我が身には二十五年間、なにも起きてはいないのだ。年相応の達成感も充実感もない日々に愕然としながら、私は岸田有作に会に行く。十三歳の夏に恋をした相手に―どこにでもある出会いが生み出す、おかしくいとしいドラマ、全六篇。
「キッドナップツアー」で結構好きになった作家さんですが
何を読んだか、残しておらず、読んでみないとわからない
と、この作品を手にしてみました。
「床下の日常」、「観光旅行」、「飛行機と水族館」、「テラスでお茶を」、「人生ベストテン」、
「貸し出しデート」の6篇を含む短編集です。
世代も一緒の角田さんなので
とっても素直に登場人物の気持ちを推し量れます。
短編っていいなぁ、、と思う作品群達
少しだけ特別な日常(本人にとっては大きな転機でしょうが)
今回は「観光旅行」が一番のお気に入りでしょうか。
あの意地の張り方が、なんだか親近感がわいてしまうからかな?
本当は、一編読んだら、少し余韻を楽しんで、、、という読み方をしたいのですが
何せ、活字中毒なもので、面白いと
ついつい読み進めてしまいました。
読み終わって、ほわ~んとした読後感が残る、素敵な作品達です。
