自分が誰なのか確認するために、まわりのすべてを数え続ける少年・ヒロキ。その笑顔は十歳にして一切の他者を拒絶していた!マコトは複雑に絡んだ誘拐事件に巻きこまれていくが…。池袋の街を疾走する若く、鋭く、危険な青春。爽快なリズム感あふれる新世代ストリートミステリー、絶好調第2弾。
短編4作からなっております。
「妖精の庭」は、ネットで女の子の部屋を24時間アクセスできる
という商売に関わる人達が登場するお話です。
ストーカーが出てきて、、というお話で、それを撃退する
って話なんですが、マコトの同級生の元女の子の男が
ちょっと好きなキャラでしたが、お話はまぁ普通。
「少年計数機」は、学習障害の少年が出てくるのですが、
彼とマコトの関係性が、淡々とした文体の中で、とっても良く描かれている。
男と男の友情、、、ではありませんが、
マコトだからこそ築ける関係性がうらやましかったです。
もちろん、池袋界隈でしのぎをけずる組の一つの親分が父親の少年
彼が誘拐されて、、、というお話自体も、タカシも活躍し
新たなゼロワンというハッカーも出てきて、スピード感あふれる展開の中、
マコトがコツコツと解決していって、引き込まれました。
いい男ですよね、マコト
「銀十字」は、ひったくり強盗とその犯人探しを依頼するおじいちゃま2人とのお話。
ちょっと意外で、結構最後は、かっこいいおじい様と、いけてるデザイナーが
いいことするお話で終わりました。
こんな話もあるんだ。。。みたいな。
いや、終わり方はこういう方が好きですが、以外でした。
「水のなかの目」は、銀十字と比べ、非常に気分のよくないお話。
監禁、強姦、輪姦、殺人、裏切り、悪事はすべてやるというグループ。
こいつらが、池袋のトップ3を敵に回して、悪事を続け、
ここにマコトがからんで、つらい感情を積み重ね、事件を解決していきくのです。
ちょっと読むのをやめたくなる系統の展開ですが、
ガンガン話が進んでやめられない。
登場人物も魅力的なんですよね、これが。
最後は、やっぱり淋しい結末でした。
