夢記 | RIPstick

夢記

何度同じ日を繰り返したか知れない。
エンドオブブレイドに胴体は打ち付けられていた。
背中と背中を合わせるように
二つの体は鉄の杭によって一つとなる。
人々の幻想の中に剣士がいた。
剣の終わり。
彼から先、ブレイドを名乗れるものは存在し得ない。
彼は心を病んでいた。
唯一つのアイデンティティであるブレイドに人生を捧げ
結果、彼はブレイドの分野に限り誰よりも強くなった。
一つに特化し、あるボーダーを越えたものは幻想となる。
終わらない命を得、しかし彼の討つべき敵はもうどこにも存在しない。
彼に与えられた世界はブレイドの法則に支配される。
例え魔王であろうと、このルールに従うならば彼に勝利する可能性はゼロとなる。
彼の心が直接振動を与えてきた。
向こう側の体に剣が突き刺さり、やがてこの体もその冷たい刃先に貫かれる。
何度同じ日を繰り返したか知れない。