こんにちは。
京都市北区紫竹 Rippling紫竹で
Ripplingこども英語教室
あけぼのマルシェ
各種イベント をしています
英語講師・ホリスティックライフコーチのMimiです。
前回の記事で触れた
「英語の隠れディスレクシア」について
今日はもう少し詳しく書いてみますね。
うちの教室でも採用しているイギリス生まれのJolly Phonics、
そのメソッドを日本に広く伝えておられる山下佳世子先生編著の本↑にも
https://www.amazon.co.jp/ワーキングメモリと英語入門-多感覚を用いたシンセティック・フォニックスの提案-湯澤-美紀/dp/4762829870
英語の隠れディスレクシアについて書かれています。
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「ディスレクシアとは知的には平均以上の能力があり、
視力や聴力に問題がないにもかかわらず、
読み書きに困難さを抱える状態を指します。」
『ワーキングメモリと英語入門』より引用
私が公立中学校英語科教諭として英語教育に関わり始めたのが約18年前。
カタカナをふらなくては英語が読めないという生徒は何人かいましたが、
恥ずかしながら
「この生徒は学力が低いのかな」程度に捉えていました。
今思うと、必ずしもそうとは言えない
隠れディスレクシアの生徒も混ざっていたのかもしれません。
英語は積み重ね教科ですから、
中1で読み書き困難のため英語が嫌いになった生徒は
そのまま「うまく読めない、書けない、授業についていけない、わからない」
状態で中学卒業まで過ごすことが予想されます。
「知的には平均以上の能力がある」としても、
隠れディスレクシアに周りや本人が気付いて
適切な対応を受けることは
現在の日本においては かなり難しいのではないでしょうか。
日本人のディスレクシアの発生率は2.5%だと言われていますが
英語を母語とする人々のディスレクシアの発生率はなんと15%。
日本語の場合、特殊文字を除いて文字と音声はほぼ一致するのに対し
英語ではその一致率は70~80%。
ディスレクシア発生の要因として、
この言語の特性の違いが関係あるのではないかと考えられているようです。
前述の本によると、日本における「隠れディスレクシアを抱える子どもたちの割合は、
英語の発生率の高さと同程度であろうと私たちは考えています。」
つまり、日本人の子どもの15%、
40人学級の中の約6人が読み書き障害を持っている可能性があるということ。
余談ですが、私は今年のはじめから
某私立中学校の英語クラス授業を担当しています。
中学受験を経て入学している子どもたちなので、
一般的な公立中学校に比べると学力的に底辺の生徒はいないはずですが
それでもやはり英語の読み書きに困難を感じている生徒が一定数いるのが事実。
本人も親御さんも、そして学校側も
「英語の隠れディスレクシア」の可能性については
おそらく考えたこともないのではないかな……。
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「英語の隠れディスレクシア」が疑われた時にどうしたら良いのか。
次回の記事では
ディスレクシアを持つ子どもたちにも学習効果が高いとされる英語学習法について
書いてみようと思います。
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