ゲートウェイ、IOU、トラストライン(1) | リップルコイン解説・仮想通貨リップルXRPとは

リップルコイン解説・仮想通貨リップルXRPとは

リップルコインやXRP、リップルと呼ばれる仮想通貨について仕組みを図解つきでわかりやすく解説するブログです

チョキリップルコインとか、リップルというのはビットコインのような仮想通貨の1つで、開発元のripple Labsに対してはAndreessen Horowitz(初期のFacebookやTwitterに投資した超有名ベンチャーキャピタル)やGoogleが出資しており、将来のさらなる価値が期待されています。


リップルそのものについての解説は他のウェブサイト等に譲ることにし、このブログではまず取引の開始に必要な「ゲートウェイ」「IOU」という用語とその概念について解説してみたいと思います(リクエストがあればもちろん解説しますので、お問い合わせ より是非お知らせください)。


借用書とありますが、便宜上利子は無視してください。また、ここからはIOUもしくは借用証書と記載していきます。

ゲートウェイ、IOU、トラストライン1-1




まずはIOUについてですが、オンライン辞書を調べてみると「I Owe yoU (あなたに借りがある)」の略と出てきます。借用書、借用証書という意味です。


Aさんが信頼できるGWさんに10,000円を貸したとき、GWさんはAさんに10,000円分のIOU(借用証書)を代わりに返します。ここまでは図を見ただけで理解できると思います。




ゲートウェイ、IOU、トラストライン1-2





次にAさんが同じくGWさんを信頼するBさんに、この借用証書とビットコイン(モノでも何でもいいですが)10,000円分を交換したとします。すると今度はGWさんはBさんに対し10,000円の債務を負うことになり、BさんはGWさんに10,000円のIOU(借用証書)を提示することで現金10,000円を手に入れます。結果、Bさんはビットコイン10,000円分を販売することで10,000円の現金を手に入れることができました。





ゲートウェイ、IOU、トラストライン1-3





このとき、AさんBさんの両方がGWさんを信用していることが条件となります。つまり、AさんがBさんにIOU(借用証書)を送る際、BさんがGWさんを信用していなければ、このIOUは10,000円分の価値がないといことを意味します。この信用をリップルではトラストラインとか、信用枠とか呼んでいます。



また、Bさんは10,000円くらいなら交換してあげてもいいけど、100万円だとGWさんが現金に換えてくれるか不安なのでビットコインを交換したくない、という場合があると思います。こういった場合のため、トラストラインには「いくらまでなら信用するか」という額を設定することができます。



すでにお気づきかと思いますが、ゲートウェイという役割を果たすのがGWさん、ということになります。



次回はもう少し細かいケースについて解説していきたいと思います。


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