以前、日本一うまい坦々麺の話を書いたけど
その話を会社の同僚であるKさんに教えた。
すると
バカ、そんなわけないでしょ!
と渇を入れられた。
えぇ…!まさか怒られるとは思ってたかったので驚き。
「アタシの知ってる店の方は美味しいわよ!」と言い出すので
いやいや、食べたことないのにその言い草ですか…と
まぁ、この時点でどっちもどっちなんだけど
Kさんは頑として自分の意見を曲げない。
アタシはね、過去に何度もこんなやりとりをして
その店に連れてったんだから
そしてみーんな「美味い!」って言わせてきたの!
バカね、絶対こっちの方がうまいのよ。
なんたって、美味しい坦々麺を探し求めてきたわたしが
「ここ以上の坦々麺はない!」と、箸を置いたくらいなんだから…
おぉ…そ、そんなにうまいすか!!
そこまで熱弁されると、本当にそこの坦々麺がうまいんだろうと思ってくる。
なんたって坦々麺の旅が終わってしまったくらいだ。
自分が美味い!といった店が大したことないのか…と自信をなくしてきそうだ。
いや、でもこっちだって負けてないはず!
じゃぁ、その店行ってきます!
と、向かったのが、TOPの画像にある「馬賊(ばぞく)」日暮里店。
駅の目の前にあるこの店。
見た目はよくある中華ラーメン屋だ。
とても美味しい坦々麺を出す感じではない。
が、ラーメンは店の見た目では判断できないもの。
“そこにいったら、まず坦々つけ麺を食べなさい!”
あぁ、そうだった。坦々麺じゃなくて、つけ麺のほうね。
壁に貼られたメニューにはなく
どうやら裏メニューらしい。
その店は、麺を店で打っており
厨房には、まさに馬賊ですといわんばかりの
ガタイのいい男がバチーン!バチーン!と
耳に響くような音を立てて麺を打っていた。
ほへぇ、随分とシンプル。
これが、Kさんの旅を阻止したメニューか…どーれ
あ…うまい
これは……うまいねぇ
ピリリと辛くスパイスのきいたスープに
麺は白く透明で、細麺なのにコシがありモチモチとしている。
なるほど、こんな坦々麺もあるのか!と感心。
本当に美味しくて、気づいたらもう完食してしまった。
うーむ、これは…普通の坦々麺も食べたいぞ!!!
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「Kさん、馬賊いってきましたよ。」
「どうだった?」
「あ、いや…美味しかったです」
「フン、ほらいったでしょ」
「とっても美味しかったんですけど…ぼくの方も負けてません」
「なにーー!!?」
「えぇ…!本当ですよ!たしかに馬賊は美味しくて
通いつめたいくらいなんですけど
自分が行ったところと比べるには、ちょっと違うんですよ。
馬賊はガツンとくるんですけど、自分のところは繊細な感じで…」
「出た・・・何言ってんの…最悪!」
「フフ、全然負けてないですよ…Kさん、まだまだ旅は終わってなかったんです!!」
ヘーッドラ~イ♪テールラ~イ♪旅は~まだ終わらな~い~♪
「~~っ……むかつく!!」
おしまい

