コンポージアム2008 スティーヴ・ライヒの音楽 1 | 忘れる前に書いておいたほうがいいかもしれぬ

忘れる前に書いておいたほうがいいかもしれぬ

タイトルが決まらないまま、だらだら書いたり書かなかったり、ほぼ人の期待には応えられないブログ。


ほわ~スンゲーところだ


5月21日、東京のオペラシティに行った時の話。


その日は、作曲家のスティーヴ・ライヒのコンサートで

彼の曲が演奏されるコンサートに初めて行ったのだ。


2月にチケットが発売されていたのに

コンサートがあるのを知ったのは4月半ば

タワレコで偶然、ライヒの新作が出ていたのを見つけ

そのポップに「スティーヴ・ライヒ来日!」と書いてありビックリ!



な、なにぃぃぃー!!



と、ダッシュでインターネットを駆け巡り、チケット情報を検索


ガーン、やっぱり完売してる…しかもとっくの昔に…


しかも某掲示板には「譲ってください!」と

同じくチケットを探す人たちで溢れてるー!

もうダメだ…とダメ元で探していたら

たまたま見つけて覗いた掲示板で

都合により行けなくなったので譲りたいという人の書き込み発見!


1週間くらい前のだから、もうないかも?

と、ダメ元で連絡をとってみたら、まだ余っているとのこと!


ヤッターーー!(小躍り)


かなりラッキーでした。





今回の公演は2日間。


日本で行われるコンテストの審査員を務めるのと

新作の日本初公演を兼ねて来日。10年ぶりなんだとか。






仕事を早めに切り上げて向かった

新宿にあるオペラシティホール。


うーむ、なんだかキレイなところだな…

場違いのような、セレブになったような気持ち。



コンサートホールは実に見事で

まるで空洞のピラミッドの中にいるような構造だった。

ポカーンと高い天井を眺めているだけでドキドキした。



初日は新作の「ダニエル・ヴァリエーションズ Daniel Variations(2006)」と

ライヒの代表作「18人の音楽家のための音楽 Music for 18 Musicians(1974-76) 」の2曲。




<<ダニエル・ヴァリエーションズ(日本初演)>>楽器編成


ボーカル…4人

ビブラフォン…4台


ピアノ…4台

バイオリン…2本

ビオラ…1本

チェロ…1本

クラリネット…2本

パーカッション



<<18人の音楽家のための音楽>>楽器編成


ボーカル…4人

ビブラフォン…1台

マリンバ…3台

シロフォン…2台

ピアノ…4台

バイオリン…1本

チェロ…1本

クラリネット…2本




くはぁ…異様だ!これぞライヒスタイルといわんばかりの楽器編成!

客席から眺めるだけでも面白い。これだけでパフォーマンスになるほど。



クラシックの曲を言葉で表現したことがないので、短く説明するのは難しいんだけど

複数の楽器が同じ単調なフレーズを鳴らし

少しずつ楽器ごとにフレーズをずらしていくことで

まるで想像のつかないようなリズム、メロディ、グルーブの波が生み出される音楽。

のちのテクノミュージックやコンピューターミュージックの原型。


まぁ、すんごい簡単にいうと

「カエルの歌」を複数人で輪唱するような

これをもっと複雑にした感じ。








「ダニエル・ヴァリエーションズ」は、ライヒの最新作で

くわしく書くとさらにわかりにくいんだけど

メッセージ性の高い楽曲で、

ライヒの中でも特にクラシック色、スチーリー性の高い作品。

とはいえ、ライヒらしさがふんだんに盛り込まれていて

結構好き。





「18人の音楽家のための音楽」は

全14楽章でつづる約60分の超大作。

それはもう、とても美しい音楽で



湧き水がこんこんとあふれ出るような

魚の群れが泳いでいくような


夜空から音も立てず雪が降り続くような

風がふいて、雪の粒たちが揺れるような


長いアリの行列のような

無数のしゃぼんだまが浮かんで弾けるような


都会のスクランブル交差点の雑踏の中

耳をすませば聴こえる声、足音、鼓動


聴く人によって、聴こえ方もバラバラ

昨日聴いたのとも違うし

明日聴いたらまた変わってる



とても美しい音楽。




↓こんな感じです。動画:第1楽章~第2楽章


第3楽章への展開がさらに盛り上がるんだけど見つからなかった。ちくしょー


※見に行った公演とは違うやつだけど参考までに。