入院も長くなってくると、それなりにリズムも出来上がり、リハビリが休みの土日は手持ち無沙汰になるのですが、その分土日は病院敷地内を散策し、足元の危うさと言うか、運動不足を解消しようとしました。
落葉樹は徐々に色づいて、自分は病院内の温室にいるけれど確実に季節は進んでいると実感し、これだけ長く離れたことのないお嬢さんたちを思いました。
病室に戻って写真を見ながら音楽を聞いて、一日も早く退院したいと思い。
外転枕がまだついている私には、もちろん退院の「た」の字も聞く事無く、自主練に励むしか無く。
午後の面会時間になると平日来られない分旦那さんが来てくれるので、旦那さんとたくさん話をして、不安な痛みやあまりリハビリの経過が良いとは言えない事なども隠さず話し…
いつも二人で行くお気に入りの店に晩御飯を食べに行った話なども聞き、羨ましくて少し拗ねてみたり、お嬢さんたちが元気と聞いて嬉しいのだけど、私はいらないのかと…
そのうち話すこともなくなるのだけど、お嬢さんたちのためには帰ってもらわなければいけないのだけれど、なかなか送り出せなくて。
夕食が配膳されると旦那さんは帰るのがパターンになっていて、どうせ食べられもしない夕食なんて配膳しなくていいのにと、自分勝手な我儘な考えがブクブクと湧き上がってきます。
自分のために入院させてもらっていて、旦那さんにも不自由をかけているのに、我儘は良くない事とわかっていてもとりつかれてしまう。
いつもと違う過ごし方をする土日は、私は我儘で甘ったれな嫌な人間になっていたようです。