チーさん、お里に帰りました。
私たちにとって、ひよりさんに良く似た顔のチーさんとの生活は、3年間時計が逆に回ったような、とても楽しい時間でした。
でも、楽しい事だけでなく、みのあかの食欲不振から来る体調不良と、ひよりさんにもちょっとしたトラブルもあった時間でも有りました。
本当に私の我儘だけを通すのならば、チーさんはずっとうちに居て欲しかった。
もっと、もっとたくさんのことを一緒にしたかった。
でも、我儘を通してあかりさんを病院通いにする訳にも行かず、私の思いだけでチーさんの将来をいつまでも保留にする訳にも行きません。
初めて会った時、尻尾は下がりっぱなしで、リードを着けると固まって、ちょっとでも引くと嫌がってリードを噛んでいたチーさんが、しっかりとショーリードで歩けるようになった事嬉しかったよ。
よく出来た時、ご褒美のおやつを食べなかったチーさん。
抱き上げて「Good Boy」と言ってほっぺにチューした時の嬉しそうな、はにかんだような顔、とってもかわいかったよ。
ともみさんに引かれて行く後姿を見送った時、私たちでお別れを決めたくせに、とっても淋しかったよ。
もう一度チーさんを見てしまうと、決心が揺らぎそうだったので、ショー会場には戻れませんでした。
帰り道、いつも滋賀に行くと寄るカフェに行き、いつものテラス席に座ってから、チーさんの尻尾は今ごろまた元気に上がっているかなと旦那さんと話しました。
足元には三姉妹の笑顔がありました。
この笑顔を見て、私たちの判断は正しかったのだろうと思いたい。
仕事に行く旦那さんを送り途中で別れ、ひとりと三姉妹で家に帰った時、チーさんの眠っていたケージを見て少し泣きました。
片付けようと思って、中に敷いていたハーフケットを持ち上げたら乾いた音がして、チーさんの抜けた乳歯がありました。
その歯を見て、思いっきり泣きました。
泣いている私の顔を、三姉妹みんなでなめてくれました。
2.1kgから1.6kgへと体重が激減してしまったあかりさんですが、しっかり食べるようになりました。
急激なリバウンドに注意しなくてはと、別の悩みが出てきそうな勢いです。
みのりさんは、お気に入りの場所をチーさんに譲る必要が無くなって、のびのびして、偽出産も済ませたようです。
ひよりさんはチーさんが居なくなってしまった事で、ほんの少し元気が無くなった様にも見えますが、多分一時的な事で、心配は要らないと思っています。
一部の方はご存知なのですが、家の旦那さんはオスはちょっとと今まで公言していました。
でも、チーさんと暮らして、オスってかわいいね。と言うようになりました。
また、いつか時が来たら、立派に成長したチーさんに会ってみたいような、会ってしまうと、勝手な話ですがもう離れられなくなりそうなとても複雑な思いです。
チーさんにとっても、家で過ごして、しっかり歩けるようになった事が良い経験になったのであれば、ほんの少しだけ嬉しく思います。
また、通常では有り得ないお預かりをさせて頂いたともみさんにも、とても感謝しています。
チーさんの乳歯は、ひよりさんたちの乳歯と一緒に大切にしまってます。
チーさん、ありがとう。
