『「言葉狩り」と「言葉の変化」 その(1)』に書いた通り

昨年来、米国の複数の大学で『ジェンダーに寛容な用語の指針』が策定されている。

 

俺も、7、8校の『指針』に眼を通したのだが

ウィスコンシン・マディソン大学LGBTキャンパスセンターが策定した

『ジェンダー中立代名詞の指針』が余りにも、「アホ丸出し」なので

全文引用しちゃおうと思う。

 

なお、「ジェンダー中立代名詞」とは、”Ze””Xe” のこと。

 

==============引用開始==============

 

ジェンダー中立代名詞の指針

 

学生の中には、「一般的に使用されている代名詞  (she/her, he/him) が自分の意識下にあるジェンダーに相応しくない」、と考えている者がいる。

性同一性障碍患者、様々な形態の同性愛者 (クィア)、その他突然変異的なジェンダーを有する者は、別の代名詞を選択できる。

以下は、そのような学生達に対して敬意を払って代名詞を使うための第一歩となる指針である。

 

(1) 使用すべき代名詞を確認する方法

 

見知らぬ人、または、少し面識のある人 (給仕係、レジ係、バスで見かける人など) の場合

特に気にする必要は無い。

同級生、同僚などの場合、次のような質問をして確認するとよい。

 

・ どの代名詞を使っていますか?

・ どの代名詞を使えばいいですか?

・ 僕は○○と言います。代名詞は”He”を使っています。あなたは、どの代名詞ですか?

 

(2) 代名詞を変更する頻度

 

上述したような人々は

氏名、外見、ジェンダーを変更せずに、代名詞を変更する場合があることに留意すること。

自己紹介、会合での受付、授業などで代名詞を確認すればよい。

 

(3) 代名詞を間違えた場合の対処方法

 

間違えた場合、直ぐに謝って、訂正すれば問題無い。

 

・ “Her books are—I’m sorry, hir books are over there.”

彼女の本は・・・すみません。ヒアの本はあそこにあります」

 

(筆者注: “Hir” (ヒア) は、”Ze” の「所有格」。何と訳せばよいのか分からないが

上記の例文では、おそらく「レズビアン」のことを想定している。

「彼女」という代名詞は次のように変化する。

“She” “Her” “Her” “Hers” “Herself”

これに対応する ”Ze” の変化は以下の通り。

“Ze” “Hir” “Hir” “Hirs” “Hirself”)

 

上記の通り

自ら進んで訂正することは、「相手のジェンダーを尊重していること」の意思表示であり

他の人々のお手本となる。

 

暫く時間が経ってから間違いに気付いた場合、気付いた時に謝ること。

 

さっき、間違った代名詞を使ってしまいました。

すみませんでした。次からは、もっと気を付けるようにします。

 

(4) 他の人の間違いを訂正する場合

 

ジェンダー中立代名詞を尊重していることに対して感謝してくれる人もいるが

「代名詞などのことは、あまり気にしたくない」という人もいる。

誰かが間違った代名詞を使っていたら、その場で訂正すればよい。

 

・ “I think Sam uses she and her pronouns. And yes, I’m going to her house later too!”

「サムの代名詞は ”She” です。そう言えば、僕もこれから彼女の家に行くんだ」

 

(筆者注: 「サム」は男の名前だが、代名詞には ”She” を使うよう訂正していることから

おそらく、性同一性障碍患者の事例と思われる。)

 

一人ひとりの代名詞を覚えるのは、最初は面倒な作業だが、最善策には違いない。正しい代名詞を使うことは、様々なジェンダーを尊重することへの一番の近道である。

 

==============引用終了==============

 

学生や職員に、こんなもん配布して恥ずかしくないんか?

 

「米国人の馬鹿化」が止まらない。

 

もう一度、テネシー州議会の女性議員 メイ・ビーバーズ氏の言葉を引用しておく。

 

「最も馬鹿げていると感じることは、学生に挨拶する前に

『あなたの代名詞は何ですか?』と確認しなければならないことだ。

この国は、キチガイ国家になりつつある

(It’s getting so crazy in this country)」

 

この「ジェンダー中立代名詞」というのが、どのように訳されるのか分からないが

米国で定着すれば、当然のことながら、日本でも英語の授業で教えることになる。

 

大変だな、中学生諸君。

 

俺は、「ジェンダー中立代名詞」の「定訳」を提案するつもりもないし

そもそも、そんなことは考えたくも無い。

 

しかし、「定訳」ができたら、日本のLGBTQと言われる連中が

「私の代名詞は、○○よっヽ(⌒‐⌒)ゝ チュッ☆」

とか言い出しそうで怖いよ。

 

「言葉狩り」と「言葉の変化」 その(3)

プリンストン大学が、『ジェンダーに寛容な用語の指針』を策定した。

 

大学当局の目的は、『「言葉狩り」と「言葉の変化」 その(1)』にも書いた通り

「『生物学的な性別 (Sex)』ではなく、『社会的、文化的に形成される性、自己認識上の性 (Gender)』に対して、より寛容な学究環境を構築するため」

 

これに加えて、次のような一節もある。

 

「ジェンダーに寛容な用語に関しては、文語および口語において

性差を意識させる用語を使用しないことを目的として定める」

 

その理由は

「従来の性別は、『男女』に限定されている。そこに、個人の意思が入り込む余地は無い。

しかし、実際には、性同一性障碍患者、クィア (ゲイ、レズなど同性愛者の総称)、性別不確定者、両性具有など多様なジェンダーが存在するため」

としている。

 

去年か一昨年、Facebookには性別の選択肢が50種類以上あることが話題になった。

 

Facebook UKでは71種類らしい。

 

今後は増殖し放題で、そろそろ100種類に到達するんじゃないか?

 

ニューヨークとか、完全にリベラルに侵食された都市では

「朝起きた時は男、夕方になったら女」

とか言って、朝令暮改みたいなことが認められているんだろ?

 

こんな馬鹿を正当化できる思考回路を持っている奴は、キチガイに決まっている。

 

さて、プリンストン大学の『指針』だが、昨日の記事に書いた通り

「性差を意識させるため、”Actress” (女優) の使用を禁止して

今後は、“Actor” (俳優) に統一する」

などの「言葉狩り」に加えて・・・

 

「文書を作成する時は、“He”“She” の使用を禁止する」

という規定もある。

 

実際に『指針』の中で使用されている例文を引用する。

 

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(1) The incumbent is expected to edit a variety of documents.

She must also prepare weekly updates.

(その職員には、様々な文書の編集が要求されている。

また、彼女は毎週、それらの更新版も作成しなければならない)

 

これは、次のように書き換えなければならない。

 

The incumbent is expected to edit a variety of documents

and must also prepare a weekly update.

 

この書き換えは、まだ許容できる。

 

次の事例は、馬鹿過ぎて話にならない。

 

(2) The student must submit the course registration papers by July 1.

Her guidance counselor will send confirmation by mail.

(その学生は、7月1日までに履修科目を提出しなければならない。

その後、彼女を担当する指導員から、確認状が郵送される)

 

The student must submit the course registration papers by July 1.

The student's guidance counsellor will send confirmation by mail.

 

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本格的な英作文を学んだことがある人なら、御存じのことと思うが

「同じ言葉を繰り返さないこと」は基本中の基本である。

 

だから、代名詞がふんだんに使われるし、類義語が豊富に存在する。

 

英語ほどではないが、日本語でも「同じ言葉の繰り返し」は避けることが多いと思う。

 

しかし、名門中の名門プリンストン大学の『指針』では

「同じ言葉の連続使用」が推奨されている。

 

このように、「英作文の基本を大切にすること」よりも

「性差を意識させる言葉を使用禁止にすること」を優先する。

 

俺には、「文化破壊」としか思えんのだが

左翼思想、フェミニズムなどに毒された連中によると

「性差を意識させる用語の使用を禁止すれば、大学の環境が開放的になる」

っていう結論が導かれる。

 

前にも書いたことだが

「多様性の受容」、「多文化共生」を信奉している「地球市民」とか

「憲法9条が日本を守ってくれる」、と盲信する「9条教信者」なんかと

思考回路が同じなんだよな。

 

同性愛者や性同一性障碍患者などの少数者の存在を否定するつもりは

これっぽっちもないよ。

 

でもさ、米国における、「性差を意識させない言葉遣い」「新公民権運動」

日本における、「ヘイトスピーチ対策法」

 

これらを推進している奴らの頭の中には

 

「少数者の人権を保護することが絶対正義

それによって多数者の人権が侵害されても構わない」

という思想が根底にあるよね。

 

追記

 

プリンストン大学、ノースカロライナ大学、テネシー大学など複数の大学は

「行き過ぎだ!!!」、という批判を受けたらしく

「『ジェンダーに寛容な用語の指針』は、あくまでも努力目標であって

学生や職員に対して『強制』するものではないって声明を発表した。

 

でも、事実上は「強制」だよ。

 

だって、『指針』を守らなければ

職員の勤務評定や学生の成績に影響することになるもん。

 

「言葉狩り」と「言葉の変化」 その(2)

以前、カス米国人が

「女医、女優などの言葉は、女性差別だ」

とキチガイじみたことを言うので・・・

 

「日本女性は、女医、女優という言葉に差別を感じていない。

 

『女医や女優は差別語だ』と決め付けることこそ、女性蔑視だろ。

 

女流作家や女流棋士なんて呼び方は、むしろ女性に敬意を払っているだろ。

 

お前のような馬鹿が、『女性差別だ』と火の無いところに煙を立てるから

日本人の中の馬鹿が騒ぎ始めるんだ。

 

『女優』に文句を言うなら、まず米国に帰って

“Actress” という言葉を廃止する運動を始めろ。

 

そんで、二度と日本に戻ってくんな、馬鹿」

 

と大喧嘩したことがある。

 

このカス米国人が、その後、「Actress廃止運動」をしたかどうかは知らないが・・・

 

プリンストン大学の『ジェンダーに寛容な用語の指針』では

“Actress” が使用禁止とされており

今後は、”Actor” (俳優、男優) に統一すると定められている。

 

今直ぐに、日本への影響は無いだろうが

何年か経ったら、外国至上主義者の馬鹿たれが

「女優は差別語だから、俳優に統一しろ」と言い出しそうだな。

 

更に、同指針では

“Waitress” (ウェイトレス) と “Waiter” (ウェイター) が禁止語になり

“Server” (サーバー、給仕係) に統一するということも規定している。

 

これも暫くすれば、日本に持ち込まれるだろう。

 

でも、米国では、給仕係を呼ぶとき、「ウェイター!!!」と大声で叫ぶ一方

日本では、「すいませ~ん」とか「店員さ~ん」と言うから、あんま関係ないか。

 

前にも書いたが

米国人のリベラル、フェミニスト、左翼活動家は

イデオロギーを実現する意図を持って

定期的に「言葉狩り」や「言い換え」を行なっている嫌いがある。

 

黒人を意味する ”Niger” は、今でこそ「差別語」ということで合意されているが

元々は、差別的な含意は無かった。

 

“Niger” → “Black” → “African-American” と変遷していった。

 

ただし、「偽善的」という理由で

“African-American” と呼ばれることを嫌う黒人は、大勢いる。

 

同様に、”Native-American” を拒絶しているインディアンも、たくさんいる。

 

最近の事例を挙げると

「“Homeless” を差別語にしよう」、と画策している連中がいる。

 

新しい言葉は

“Residentially flexible” (居住的自由を有する人)

“Houseless” (本人には何の落ち度もなく致し方ない事情で住居を失い、現在は学校や職場に通いつつ住居を探している人)

“Underhoused” (住所不定)

 

“Homeless” は、「自堕落な生活が原因で住居を失った人」という意味だから

駄目なんだってさ。

 

話が脱線し過ぎて

何を書こうと思っていたか忘れた。

 

このまま書き続けると、長くなり過ぎるので

何の結論も無いけれど、今日は止めておく。

 

明日、改めてプリンストン大学の『指針』について書く。

 

「言葉狩り」と「言葉の変化」 その(1)