今回も

(1) 『米国を破滅に導くポリティカルコレクトネスの事例』

(2) 『シアトル当局者、「潜在的な侮蔑語」を禁止』

という2つの記事から引用して

前回同様、上記の記事で紹介されている事例について書こうと思ったが・・・

 

『どこに向かっているのか? その(1)』

少しだけ触れた「感受性訓練 (Sensitivity Training)」について

もう少し深く愚痴ろうと思う。

 

「感受性訓練」とは、1914年に初めて提唱された心理学療法

 

大東亜戦争後の1946年には

心的外傷性ストレス障碍 (戦争神経症) を患った兵士の治療にも適用された。

 

「解凍 → 変化 → 再凍結」という手順を踏んで実施される。

“Unfreezing” → “Change” → “Refreezing”

 

「解凍」とは、「現在の価値観を捨て去ること」

「変化」とは、「ジレンマに陥りながらも、価値観を変化させること」

「再凍結」とは、「新しい価値観に自分自身を適合させること」

 

このような段階を踏むため

「変化実験 (Change Experiment)」とも呼ばれている。

 

現在では、米国の企業や省庁などの組織でも、積極的に取り入れられており

「自分自身の偏見を自覚し、他者に配慮できる人間になること」

を目標として講座が実施されている。

 

手順は、上述の通りだが、もう少し詳しく書くと

 

(1) 解凍 (古い価値観の打破)

受講者に対して、「既存の概念、自分自身の価値観が不適切である」

と認識することを強要することにより

「今の自分は間違っているのか?」、というジレンマに陥らせる。

この時、異論を差し挟むことは許されず

ひたすら、教官の指示に従って、過去の自分を否定する。

 

(2) 変化 (新しい価値観の構築)

教官の指導に従い、受講者は、他者と接する時の態度について吟味し

互いに意見を述べ合い、過去の言動の誤りを議論し

新しい価値観を構築する。

 

(3) 再凍結 (新しい価値観の定着)

職場などで、新しい価値観に基づいた行動がとれるように訓練する。

 

「感受性訓練」は、Tグループ (Training Group) と呼ばれる

10人から15人程度の集団に対して実施される講座だが

集団に対して、このような心理学療法を適用することは

「洗脳」の手口に酷似しているため、「倫理にもとる」との批判がある。

 

確かに、大東亜戦争後、支那の「撫順戦犯管理所」

日本兵に対して実施された「洗脳」を想起させる。

 

では何故このような、「洗脳」と言っても過言ではない

「強制的な価値観の転換」が企業や省庁で実施されているのか?

 

最大の原因は、「ポリティカルコレクトネス」 (以下、PC) だ。

 

「PC思想の普及」「新しい移民の増加」により

「差別」関連の訴訟で、企業が莫大な賠償金を支払う羽目に陥ったり

「差別」を理由とする離職者が大量に発生したりするリスクが高まっている。

 

そのため、「PC思想」および「感受性訓練」の支持者

「異なる文化、異なる価値観、異なる生活様式への理解を深めることにより

他者への偏見を排除し、他者に配慮できる人間を育成することが

企業評価ならびに企業価値を高めることに繋がる」、と説明している

 

このような人々は

「感受性訓練を実施すれば

全ての従業員にとって快適な職場環境が実現でき

意思疎通も円滑になることにより、生産性も向上する」

と、無邪気に信じている。

 

しかし、彼らの言う、「意思疎通が円滑になる環境」というのは

不適切な言葉を排除することにより、誤解が生じることが無くなり

自由に意見が交換できる環境ってことなんだけど・・・

 

直ぐに、「大きな矛盾」に気付くよね。

 

「不適切と考えられる言葉の排除」を強調することにより

従業員達は、より慎重に言葉を選ばざるを得なくなり

逆に議論が委縮してしまうんじゃないか?

 

続く

 

どこに向かっているのか? その(1)

ポリティカルコレクトネス (以下、PC) を支持する人々というのは

どのような理論を駆使しているのか知りたくて

PC支持者の記事を検索するのだが、なかなか見つからない。

 

見つかったとしても

『被害者文化の暴走』

『新公民権運動』

『撤去・名称変更運動』

『集団的解放運動』などの記事で書いたような

とにかく、「異論は許さない。自分達の価値観に従え」

「理屈など二の次だ」というような奴らの記事しか見つからない。

 

この手の輩は、口を開けば「差別だ、排外主義だ」と叫ぶくせに

その実、自分達がやっていること自体が

「差別」だったり、「排外主義」だったりすることに無自覚だ。

 

一方、PCを批判する記事は、腐るほど見つかる。

 

今回は

(1) 『米国を破滅に導くポリティカルコレクトネスの事例』

(2) 『シアトル当局者、「潜在的な侮蔑語」を禁止』

という2つの記事から引用したい。

 

=======引用開始========

 

現代の米国では、「些細な失言」でも、罰せられたり、解雇されたり

時には訴えられることさえ覚悟しておいた方がいい。

ポリティカルコレクトネスが蔓延したため

この国は確実に破滅の道へと導かれている。

(中略)

主要メディアは、毎日少しずつ大衆を洗脳

大半の人々は知らず知らずのうちに迎合するようになり

やがてポリティカルコレクトネスが慣習化する。 (後略)

 

=======引用終了========

 

俺は以前、米国に住んでいたが

今では、配信された記事を読むことでしか

米国の現状を知ることはできない。

 

だから、いつも「本当なのか?」「嘘だろ!!!」と半信半疑なのだが

過去に本ブログで紹介した記事を含め、類似の記事が余りにも多いため

おそらく強い危機感を抱いている人々は少なからず存在するのだろう。

 

以下、何回かに分けて、上記の記事で紹介されている事例について書いていく。

 

事例 1

 

=======引用開始========

 

ミズーリ州のステートフェア (各州で行なわれる祭り) では

ピエロに扮してロデオをする演技が今後一切禁止された。

理由は、ピエロがオバマ大統領のマスクを着用したから。

これがきっかけとなり、ロデオピエロ全員が

「感受性訓練」を強制的に受講させられた。

 

更に、ステートフェア実行委員会は

ロデオカウボーイ協会がステートフェアに参加する場合

全ての会員が「感受性訓練」を受講した終了証明書を

実行委員会に提出することを義務付けた。

 

=======引用終了========

 

歴代大統領のマスクなんてものは、そこら中で売られているし

ハロウィンの時は、大統領の扮装をする奴らだっているんだから

「何が問題なんだ?」って感じだが・・・

 

おそらく、オバマが、「黒人」だからだ。

 

あくまでも、俺の個人的な勘だが

「人種差別だっ!!!」、と騒いだ馬鹿がいたに違いない。

 

多分、クリントンやブッシュだったら、問題にならなかった筈だ。

 

何故、俺がこのような推測をしたかというと

ロデオピエロとロデオカウボーイに対して

「感受性訓練」 (Sensitivity Training)

が義務付けられたから。

 

これは、「人種や異文化について学び、偏見を失くすこと」

「他者に対して配慮できるようになること」を目的とした講座だ。

 

怪しげな「被害者ビジネス」の臭いがプンプンする。

 

それでも、ロデオカウボーイは、祭りに参加できるだけ

まだマシだ、と言わざるを得ない。

 

他方、ロデオピエロの方は、祭りへの参加を禁止された上に

「感受性訓練の強制受講」だから

まさに踏んだり蹴ったりだな。

 

以前から何度も書いていることだが

米国から「寛容性」が失われていっている。

 

「寛容」とは

「不法移民を、『可哀想』という理由で合法移民にしてやること」、ではなくて

「オバマのマスクを被ることを、『冗談』として受け入れること」、だろ?

「参考資料として読んでおけ」ってことで、取引先から1冊の本が送られてきた。

 

遠藤誉著 『毛沢東 - 日本軍と共謀した男』

 

これが、稀に見るトンデモ本

こんな本を読むことを強いられるのは

まさに、「苦行」である。

 

盧溝橋事件について次のような記述がある。

 

=======引用開始========

 

日本軍支那駐屯軍第三大隊および歩兵砲隊は

前日の6日から軍事演習を行なっていた。

北京市内にも異様なほど日本軍の戦車が押し寄せ

ただならぬ雰囲気が漂っていた。

すると夜間演習中に「中国兵が実弾を発射した」と日本側は言う。

中国側は「日本軍の陰謀」と主張し

中には「コミンテルンの陰謀か」という者も現れた。

いずれにしても

「日本軍が他国にいて、戦争が始まった」

という事実が存在することだけは確かだ。

(同前P105)

 

=======引用終了========

 

もうお気付きだろうが、反日左翼学者の決まり文句

「日本軍が支那に駐留していたこと自体が『侵略』である」

ってやつだ。

 

同書においても、別のページで

ハッキリと「日本軍の侵略」という表現を使っている。

 

この遠藤というババアは、「中国研究の第一人者」と紹介されているが

明治33年 (1900年) の「義和団事件」のことを知らんのか?

 

まぁ、別に説明する必要も無いが、一応概要だけ。

 

宗教的秘密結社「義和団」が、日本を含む8ヶ国の公使館を包囲した。

清は、国際法上これを鎮圧する義務を負っていたが

馬鹿だから列国8ヶ国に宣戦布告してしまった。

列国8ヶ国は連合軍を送り、当然ながら勝利。

その講和として、「北京議定書」が締結された。

 

この義和団事件で

清は「国際法を守れないキチガイ国家」ということがバレてしまった。

そのため、列国8ヶ国は、「北京議定書」で

自国民保護のために軍隊の駐留権を認められた。

 

だから、「侵略、云々」と言われる筋合いは無い。

 

ついでに、「日本軍の軍事演習」についても

「日本軍の悪事」のような記述になっているが

中華民国に対して事前通告すれば

どこででも軍事演習することが許可されていた

もし「イヤ」なら、中華民国が拒否すればよかっただけのこと。

 

反日左翼学者の世界では通用するのだろうが

2015年にもなって、こんな出鱈目を書いた新書を

よく恥ずかしげも無く出版できたな。

 

苦行 その(4)