| 先日、家族で萩市にある僕たちのお気に入りの温泉 「阿武川温泉」に行った。 |
息子と露天風呂にいると、隣の女性の露天風呂のほうから |
| 「ヤッホー、バッシャ~ン、ヒャッホ~、ドボ~ン」 |
と、大勢の子供たちが友達同士ではしゃいでいるような、楽しそうな声が聞こえてきた。 |
ほ~、楽しそうだな。若い子が沢山いるのかな? |
| そう思い、お風呂から上がると妻に 「露天風呂に大勢人がいたみたいだね・・・」 |
と聞くと 「誰もいなかったよ」 と答えた。 変だなと思ったが何度聞いても同じ答えだった。 |
| 僕たちは思った そんなはずはない・・・確かに僕たちは大勢が騒ぐような音を聞いた。 いなかったとすると、あれは何の音だったんだろう? |
| この場所の近くにはダムがあり、人が大勢死んでいる事を思い出した。もしや、その人たちの声なのでは・・・?と、僕と息子は、だんだん怖くなってきた。 しかし・・・ |
| 詳しく聞いていくうちに、真相が分かってきた |
| その真相とは・・・ |
一人の女性が露天風呂でゴキゲンに泳いでいたらしい |
| 派手に潜ったり、バタフライで泳いだり・・・ 通路を石鹸で滑るようにし、床をツル~ンと滑ってみたり |
| やりたい放題だったという |
| また、その女は尻を冷水とお湯に交互につけては、そのヘンな感覚を楽しんでもいたらしい。 |
| カンの良い方なら、もうおわかりだろう その女性とは・・・・・ 妻・・・そう・・・・妻本人だったのだ。 |
狂っている・・・完全に狂っている・・・・ |
| なんの事はない 妻が露天風呂でひとり大騒ぎしているのを見て、みんな怖くて、内風呂へ戻っていたから、露天風呂に誰も居なかったのだ。 この話を最後まで聞いたとき、はじめて 妻と話している僕たちを見て、皆がクスクスと笑っていた理由が分かった。 |