ろっぴー
ろっぴー。
それはないだろう。
30分前に並んであげたのに。
携帯で時報を聞いていたのに。
10:00のピッ・ピッ・ピッ・ポーン♪でタッチしてあげたのに。
つながりませんでしたなんて。
3、4分後に継っても完売しましたなんて。
ろっぴー。それはないだろう。
あの娘どうなったかな。
並んで5分後にきて、ミスチルチケットと聞くと他店をあたると去っていったあの娘。
それにしても、一般発売って厳しいね。
ドームツアーには行ったけど、アリーナツアーも行きたいよね。
後日、知人の店員に聞いたところ。
「ミスチルはまず無理だね。」
「県内でも取れるのは3、4人じゃない。」
ろっぴー。
それはないだろう。
ひとりオレンジ
1月24日木曜日、福岡ドーム、振替公演、一人で。
少し、いや相当期待していました。
隣りに誰が座るのか。
1月4日から延期になり、平日公演となったため、2枚獲ったチケットの1枚を返却していました。
この偶然というか必然というかなんというか。
「どちらから来られたんですか?」
最初は、これでしょう。
しかも、シングルで予約したシーホーク、ツインにランクアップしてました。
この偶然というか必然というかなんというか。
ライブが始まるまでの、この違う意味での胸の高まり。
ライブの興奮に反比例するようにしぼんでいった違う意味での胸の高まり。
そう、誰も座らなかったのです。
しかも両隣と前の列も。
スタンドの上から数えた方が近いところだったせいでしょうか。
平日に振替られたせいでしょうか。
おかげで、誰に遠慮することもなく、スイングしたり跳んだりできました。
すっごい楽しんだけど、気持ち良かったんだけど、……なんか寂しかった。
三列前右斜め前のちょっとポッチャリしたお兄さん。
この方も1人で参戦しているようでした。
右隣にはきれいめな女性。
「どちらから来られたんですか?」…どうでもいいんですけど。



