新しいBlu-rayが出て、一通り観てみて、まあ、色々思う所がありました。
NACSさんが世に出たのはいつ頃やろうか?と考えてみた。
まずは大泉洋が全国区のドラマに出て、それから安田顕さんだったかな?
戸次重幸さんはメインこそはないけど、ちょこちょこドラマに出てたし、音尾琢真さんは、テレビよりは映画の方が多いかもなぁ…。
あ、リーダーこと、森崎博之さんは、もう、ナックスさんの絶対的存在ですからね‼︎
全国区ではないかも知れないけど、彼がいないナックスなんて、考えられないからね。森崎さんがいるから、ナックスさんが成り立ってるんですから!
いや、なんか森崎さんをめっちゃ押してるみたいですが、私は5人とも甲乙付けがたい程、大好きなので、そこんとこヨロシクです(笑)
私は彼らが、所謂、芸能界という所でそれなりにやってきた根源には、
舞台でのお芝居が、出発点だった
というのが大きいなと思います。
大学の演劇研究所出身の彼らは、いろんな経緯を経て、北海道ローカルのテレビに出るようになります。
その中で、5人揃って出演していた
ドラバラ鈴井の巣
という、バラエティがありました。
これは、メイキングを作る為にドラマを撮る、という、その当時はとてもチャレンジャーな番組だったと思います。
これは、北海道ローカルだったので、私はリアルタイムで観る事は出来ずに、後から発売されたDVDでその内容を知る事になります。
そこで彼らは、本来、役者としての出演は勿論ですが、
できる、できない、得手不得手に関わらず、とにかく色々やらされる
という状況で、メイキング目当てのドラマの作成をしていきます。
ドラマの台本、監督、主題歌の作詞作曲、キャスティングなど
そりゃ全く1人でなにもかもやった訳じゃなくて、専門のスタッフさんの力も借りたと思います。
また、普通に役者さんも与えられた役だけをやってる訳ではなくて、色々考えてやってるとは思いますが。
私の想像の域を出ませんが、あの経験は凄く大きかったんじゃないかと考えます。
彼らは役者さんとして着実に成長していて、実績を積み、今の自分達を魅せる、表現するための、あのお芝居だったのかな、と思います。
満を持してのあのテーマ。
ほんと、いいお芝居を観せて頂いたなと。
このからは、ナックスさんとはちょっと離れます。
前回、
メイキング目当てでBlu-rayを買った
と書きましたが、まぁこれも大いにあるんだけど、最近は映画やお芝居、コンサートなんかのBlu-rayなんかには、必ず特典映像が付いていて、それが楽しみなんやけども、それらが一般的になる前に読んだあるコラムの事が、今でもずっと頭の中に残ったままです。
あるコラムニストが、アメリカのアーティスト、マドンナのワールドツアーのメイキング込みの映画についてのコラムを書いていました。
そこには
マドンナのバックステージにもカメラが入り、ステージとは違う姿を撮ってはいたが、そこに彼女の素顔は一切見えなかった。
素顔か垣間見られるのは、むしろ本場の最中。
とありました。
私はマドンナだけが、こんな風なのかなぁ?とそん時は思いましたが、これって、他のアーティストや役者さんもそうなんじゃないか?とある時から感じる様になりました。
さっき書いた、ドラバラ鈴井の巣、なんて
メイキングがメイン
なので、ドラマ部分がむしろおまけ的?な感じですからね。
テレビドラマや映画、舞台のお芝居でも、所謂、円盤化を見越して、製作段階からメイキングで出す為に動画やスチールを撮ってるんやろうな、とは想像出来る。
メインのお芝居なんかのカメラが止まっても、メイキング用のカメラは回ったまま。
果たして、アーティストや役者さんは
素顔に戻ることなんかあるのか?
という疑問は消えないままです。
というか、お門違いも甚だしいが
私なら、本番とは違う、メイキング映像用の自分を演じている
という状況になるのでは?と、想像できる。
なので、特典映像を手放して喜んで観てていいのか?という疑問が、マドンナのコラムを読んだ時から、ずっと思ってる。
考えすぎ、と言われればそれまでで、もっと素直に受け取ればいいものの(笑)
もう、何で自分はこうなんだ?と、己のこじらせようが嫌にもなる。
もうすぐ、おっさんずラブの円盤も発売です。
それにも特典映像が付いてますが、果たして、彼らの素顔はほんとに見られるのかな?と、考える、今日この頃です。
今回はこれまで。