前回の続きです。


「多頭崩壊」の現場からレスキューされた「けんけん」

3年間、恐らく外に出たことも、人に抱き締められたこともなく育ったけんけんは、レスキューされたときには相当な「ビビり」で人馴れしていないワンコでした。

けんけんがレスキューされた現場です↓↓


それでも、千葉県の保護団体から福岡の保護団体ハッピースマイルさん(けんけん保護時)へやってきて、少しずつ保護主さんの元で人や環境に馴れる練習をしてもらっていました。




けんけんの保護主さんの当時のブログです↓
人に馴れること、お散歩の練習などなど。
そうやって、少しずつ心を開くことを教えてもらったけんけん。


とは言っても
私たちが「けんけん」に会いに行った時には、まだ保護主さんには心を許していたものの、他の人や物は怖くて怖くて!!という状態にみえました。


なんせ
初対面のとき、「けんけん」は保護主さんの胸に顔を埋めたまま、1度も顔を見せてはくれませんでしたから笑い泣き


でも、それでも人に対して攻撃性がなかったこと、
何より保護主さんをこんなに信頼して頼る姿を見て、あぁこの子は人間を嫌いという訳ではないんだな、と思えて、「けんけん」を迎えたいと申し込みをしました。


保護犬を迎えて良かったことは、保護主さんから具体的なアドバイスがもらえることでした。


「けんけん」のような「ビビり」な子には、どんな風に接したらいいのか、実際に「けんけん」と暮らした保護主さん、「けんけん」のことを知っているからこそ、本当に沢山、具体的なアドバイスをもらいました。それがとても心強かったです。
これって、ペットショップではなかなか難しいですよね。


保護犬を迎えるときの流れは

①申し込みをする(保護団体によって譲渡の条件があります)
②顔合わせする
③トライアル(お試し期間)の申し込みをする
④トライアル(2週間ほど)
⑤正式譲渡


となります。


まずは私たちも、2週間のトライアルが始まりました。

保護主さんからも、「けんけん」のようなビビりっ子はゆっくりと時間がかかると思ってください、と言われていましたので、心を開いてくれるまで何日でも何ヵ月でも、何年でも待ってやろうと家族で話していました。


案の定、家にきた「けんけん」は、しばらくは怖がってゲージから出てくることはありませんでした。


家にきた当初の「けんけん」ゲージに籠城中↓
ゲージを覗くと耳がペタンとなってこの表情……あせる不信感満載の顔をしていますよね笑い泣き





続きます。