このブログでは、漫画「薬屋のひとりごと」1巻に関する感想を書いていきます。
ネタバレ注意!
この漫画の主人公は猫猫(マオマオ)。
花街で薬師として生活していた17歳の女の子。
薬草採取に出かけていたら、誘拐されて後宮で働くことになってしまって、三か月が経ったところから物語はスタート。
マオマオは、識字率の低い時代なのに文字は読めるし、薬師として働いていたから、当然毒や薬草に関する知識も豊富。
だけど、それを敢えて言わずに下級女官として働いてる。
おとなしく働いていれば、そのうち出られるだろう。って日々過ごしてるけど、
ほんとに17歳か?って言いたくなる冷静さと、なんか達観してるのは、花街で育って、もまれてきたからなのか…。
だけど、そのマオマオの予想は大きく外れて、色んな事件に巻き込まれていくのよね~。
(じゃないと物語は進まないしね。)
まずは、帝のお世継ぎ連続死!
さらに、いま寵愛を受けている二人の妃やそのそれぞれのお子も具合が悪いと。
女官たちの間では呪いか?!なんて噂されてるけど、その症状を耳にするうちに、マオマオの中にはある憶測が…
好奇心からその妃たちの様子を目にして、すぐさまピーーン!!とくるマオマオ。
こっそりと二人の妃に警告を渡す。
お陰で病状が回復して一命を取り留めたのが、玉葉妃(ギョクヨウひ)とその娘ちゃん。
その警告を聞かずに息子を亡くし、自身も病状が悪化して憔悴中の梨花妃(リファひ)。
結果としては、妃たちの使う化粧品の中の、高級おしろいに含まれる成分が毒だったっていう単純なものだったけど…それで息子を亡くしてしまった梨花妃の気持ちを考えるといたたまれないよ…。
こっそりバレないように妃たちに警告をしたはずだったけど、イケメン宦官の壬氏(ジンシ)の罠にハマって見つかり、感謝から玉葉妃の侍女へと出世しちゃったマオマオ。
そして任されたのは毒見役!
命の危険と隣り合わせの、誰もやりたがらない仕事だけど、
薬師時代から自分の体を使って様々な毒や薬草を試しまくっていたマオマオは喜々としてその仕事を受ける。
いやぁ~マッドサイエンティスト。(笑)
危険な毒見役を「幸運な役職」とか言っちゃってるもんね。確かに適役かも。
イケメン宦官の壬氏は、これまでの女官と違って色仕掛けの通用しない(むしろナメクジを見るような目で見られる)ことにウキウキ!(?)しちゃってるし…
色んな意味で変わった人たちの集まりなのかな?後宮って。
そんなこんなで新たなマオマオの日常が始まっていきます。
続きは 「薬屋のひとりごと」1巻 後編 へ!