『蜜蜂と遠雷』by恩田陸 | 珠算1級 合格への道

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高1(りろ)&小6(ちっち)の姉妹の、競技かるた&そろばん記録(+家庭学習、英語、習字)

『蜜蜂と遠雷』by恩田陸

 

新聞の書籍紹介欄で見つけ、図書館で予約。

半年ぐらいでようやくまわってきました!

 

そのくらい買えばいいじゃないかって?

それが、他にも読もうと思っている本がた~くさんあって、

これを買ったとしても読む時間がないのです・・・。

図書館で借りれば、次の人のために最優先で読もう!となるわけなのです。

 

読みたい本は100冊以上はありまして。

予約の順番が180番目、なんて本もあります(笑)

 

 

ハードカバーは約500ページ。

 

文庫版は上巻・下巻、あわせて約1000ページ。

 

 

昨年映画化もされて、

ちはやふるの、しのぶちゃん(松岡茉優)主演だそうです。

私自身もピアノをやっていましたが、コンクールは一度も出たことがなかったので、とても興味深く読めましたし、そろばん、競技かるたにも、参考になるところがありました。

 

直木賞と本屋大賞をダブル受賞したこの物語は、
「構想12年、取材11年、執筆7年」
とのことです目

 

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物語の舞台は、
3年ごとに開催される若き音楽家たちの登竜門、
芳ヶ江国際ピアノコンクール。
(↑浜松国際ピアノコンクールが下敷きとなっています。)
 

 

第一次予選(90名・5日間)
第二次予選(24名・3日間)
第三次予選(12名・2日間)
本選(6名・2日間)
(↑長いですねっ!毎日ホテル住まいだったり、ホームステイだったりするそうです。)

 

 

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主な登場人物

 


風間塵(16歳)
養蜂業を営む家庭に育つ、ピアノを持たない少年。

コンクール関係者は「蜜蜂王子」と呼ぶ。
のほほんとしているが、ずばぬけた耳を持ち、一度聞いただけでその音楽を完璧に再現することができる。
常識を打ち破る演奏で、聴く者に衝撃を与える。
入賞したらピアノを買ってもらえることになっている。


栄伝亜夜(20歳)
かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇。
CDデビューもしていたが、13歳で母を亡くして以来、
長らくピアノが弾けなくなる。
このコンクールで仲間たちと出会い、驚くほどの進化を遂げていく。


高島明石(28歳)
音大出身、楽器店勤務、妻子持ちのサラリーマン。
コンクールの年齢制限ぎりぎりで、最初で最後の挑戦。
天才にはない生活者の音楽で、勝負をかける。


マサル・カルロス(19歳)
完璧な演奏技術と音楽性を持つ優勝候補。
小学生時代に日本で亜夜と出会い、ピアノをすすめられたことがきっかけでピアノの道に入る。
ピアノを極めるため、トロンボーンやギターなども勉強する努力家。
このコンクールで亜夜と再会。
 

 

この4人を中心に、
審査員、TV記者、スタッフ、ピアノ教師、調律師なども絡めながら繰り広げられる、国際ピアノコンクールの世界。
 

 

音楽の神様に愛されているのは誰か。
優勝するのは、誰なのか。

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私の予想では、
タイトルが「蜜蜂と遠雷」なのでね、
養蜂家の家庭で育った風間塵が優勝するのだろうな、と。

でも、それじゃ普通すぎる?

読み進めていくと、
やけに、亜夜の心理描写が多くなる。
では、亜夜か?

と思わせておいて、
普通に優勝候補のマサルかもしれない。
亜夜にすすめられて、亜夜よりあとにピアノを始めたのに、その天才少女を超えてしまうのか?

でも、
この3人の誰かが優勝してしまったら、
「普通の人がいくら努力しても天才にはかなわない」
という悲しくも現実的な結末になってしまうよなぁ・・・

やはりここは、
最初で最後のチャンス!と勝負をかけてくる、一般人代表、28歳の高島明石の優勝か!?

 

実際のコンクールでは1位が複数いたりすることもあるみたいなので、そういうこともあるかもしれない。


なお、作者の方のインタビューによれば、
「結果わからずで終わらせようか、なんていう案もあったんです。本選を書いているときも最後を決めていなくて、「みんながんばりました」で終わらせちゃおうかと。でも、ここまで書いてきてそれをやったら読者は怒るだろうと思って、一応順位をつけました。 」

とのことでした。

まぁ、、、
「順位はみなさんのご想像にお任せします」としても良かったかもしれないな~と、個人的には思います。

 

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読み終えての感想は。
3人の天才たちは、とにかく、まわりに恵まれているな、と。

人との出会いに、恵まれている。

塵は、
ピアノがないから日常的にはピアノを弾く機会がない。
それなのに、一度聞いたものは完璧に弾ける。
その才能を、どこでどう見つけたのか、偉大な音楽家が弟子にしてくれる。
いったいどこで出会ったのか?
そこは本に書かれておらず、残念。

亜夜は、
ピアノをしばらく休んでいたところ、知り合いの音大の学長が、ぜひ自分の音大を受験してほしいと、声をかけてくる。コンクールに出るように、とも言ってくる。
そういう知り合いがいるということがまた凄いし、さらには、学長の娘が、亜夜のコンクールに毎日つきそってくれたり、衣装を貸してくれたりして、心から応援してくれている。そういう存在が近くにいるというのは、心強いし、なかなか無いことだと思う。

マサルは、
小学生時代に日本で亜夜と知り合い、帰国後は絶対にピアノを習うように、と亜夜に言われたため、習い始める。さっそく習いに行ってみると、マサルの才能が凄すぎるというので、さらに上の先生に紹介される。それがこのコンクール審査員でもあるナサニエル。
そんなにトントン拍子に行っちゃう?というくらい、会うべき人に会えている。

それに対し、
明石には、そういう運命の出会いが書かれていない。
何もなかったのかもしれない。
誰かに出会えていたら、また違ったのかもしれない。

でも、そのかわり、祖母が、音楽家ではないにもかかわらず良い耳をしていて、その経験からも、「天才たちとは違う、生活者の音楽(一般人の音楽)」を演奏しようという気持ちになったのだろう。


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次からの記事では、
・コンクール課題曲の音源の紹介(you tube)
・4人の演奏に対する、登場人物たちの感想
を、まとめていこうと思っています。

 

(せっかく読んだので忘れないように、という自分用のメモなので、誰も興味がないかもしれませんが^^;)

 

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