その後×6 | RiO

RiO

夜空のきれいさは、ちょうどこんな感じ。
乗りやすいGTRにこだわって、設備や認可のために山奥に移転しました。戸惑いもありましたが、今ではすっかりこの環境に馴染んでいます。耐雪梅花麗。日々勉強。
地下水でいれたコーヒーを是非飲んでみてください。

胃カメラのように口からエコーの管を入れ

食道側から心臓の状態を検査する

「径食道心エコー検査」ですが、

患者側からすると胃カメラとほぼ同じで

実は恐怖でした・・・・・。

眠たくなる薬の注射がありましたが、

看護師さんがお医者さんに

注入量を何度も確認していたことから、

過度の投薬にはリスクがあるのかな・・・・とか思いつつ

ほぼ眠ったままの検査でしたが

目が覚めて、先生からの最初の一言

 

「陰性ですね」

 

どうやら心臓内部に血栓の類は無かったようです。

あくまで自分の主観ですが・・・・

先生はちょっと残念そうでした。 (笑)

陽性であれば、次の治療方針が明確になるわけですが

こうなると、どこに元があるのかがまた分からず

今後の治療法が曖昧になってしまいます。

しかし、担当の先生は、

お医者さんであると同時に研究者のオーラが強く

 

「がんばって血栓の原因を探さないとね。」と・・・

 

強い意気込みを感じました。

 

ところで、この径食道心エコー検査について

その方法の必要性等についての説明があった際、

どうやらこの検査には患者側の同意が必要らしく、

それを実施するための先生からの説明は

心臓の模型まで使われて

とても丁寧で分かりやすかったのですが、

検査を勧める「押し」が弱いように思いました。

お医者さんで学者で、

とても偉い人に違いないのですが、

営業職には向いていないかも知れません・・・・。 (笑)

 

検査方法についての説明を一通り聞いた後、

「何か質問はありますか?」と尋ねられ

これまでの説明と

リオ常連のお医者さんからの知識を重ねて

 

「これまでのお話から

検査の結果によっては

脳梗塞の原因になった血栓が

血小板でできたものか、

血液全体が固まったものか・・・

素材の違いが分かるように思うのですが、

もしかすると、今、飲んでいる薬が

違う薬に変わる可能性があるのでしょうか?」

 

先生から回答がありました。

 

「この30年間、

たくさんの患者さんとお話しましたが、

そのようなアカデミックな質問をされたのは

あなたが初めてです。

ご質問の通り、

薬の種類が変わる可能性があります。」

 

診断書に記載されていた

アテローム血栓性血栓性脳梗塞の病名は、

実は未確定な内容であったことが

何となく分かってきました。

では、現在処方されているバイアスピリンという薬は

実は無効では?と考えてしまったのですが、

血小板が固まってできた血栓は

血液が総合的に固まったものよりも頑固で

そのため血小板の血栓を想定しての投薬が

一般的で安全なのだそうです。

また、よく言われる「血液サラサラ」も

本来、血液は怪我などの損傷個所では固まり

その場所を治癒する性質があるわけですから

無差別にサラサラにしてしまうと

予想外の内出血があったり

体内での自己治療の能力が落ちたり・・・と、

よろしくないことが多数発生する可能性があるそうです。

そこで、今回の自分のような原因がはっきりしていない場合は、

最も弊害が少なく、溶けにくい血小板による血栓を溶かす

薬の使用が選択されることが多いそうです。

 

ちなみに、この血液サラサラですが、

もっとも簡単な方法は水を飲むことです。

水分・・・ではなく、水です。

カフェインやアルコールが入っていると

体内の水分を外に出してしまい

サラサラとは逆方向になる傾向があるそうです。

水かノンカフェイン・・・・麦茶などが良いみたいです。

麦茶って、茶の漢字はありますが

茶葉は使っていませんから。

 

そして、また検査は新たな展開に移行しました。

先のエコノミー症候群での血栓は

静脈を通るため、

心臓から肺に到達し、

脳には基本的には届かないはずですが、

レアなケースで静脈から脳へ血栓が通る

裏道のような症状があるそうです。

それを、卵円孔開存症と言います。

 

 

 

 

  (ますますGTRから離れますが、このような症状は多く人に関連しそうで・・・・もうちょっと続きます)